中編
それから何日か経った日のこと。銀時はある決意を持って土方との逢瀬に臨んでいた。
(今日はトシが疲れるセックスをしない!いつもより優しく、ゆっくりセックスする!)
でもその前に、銀時はどうしても土方に言っておきたいことがあった。
「今までごめんなさい!」
ホテルに入るなり、銀時は土方に土下座して謝った。
「ぎ、ぎん?どうしたんだ一体…」
「本当にゴメン!俺、今までトシに負担かけてたこと気付かなくて…」
「負担って、その…」
「セックスの後、ずっと疲れが残ってたんでしょ?この前ライター渡しに行った時、歩き方が変だったから…」
「ああ、それでか…」
「本当にゴメンね。今日は疲れないようにするから、俺が間違ってたら止めて」
「別に…今までだって間違ってたワケじゃ…」
「でも今までのやり方だと、トシがすっごく疲れるんでしょ?」
「それは、まあ…」
「だから、トシが疲れることしそうになったら止めて」
「…分かった」
土方にとって、今夜の銀時の申し出は非常にありがたいものだった。
これまでも何度か銀時にヤりすぎだと伝えたのだが上手く伝わらず、むしろ徐々に激しいものになっていた。
翌日の仕事に支障があるので何とかできないかと思いながらも、つい求められるままに受け入れてしまっていたところもある。
二人は交代でシャワーを浴び、ベッドに向かい合って座った。
「あ、あの…脱がせてもいい?」
「…とりあえず、ぎんの好きにヤっていいぞ」
「でもそれだと…」
「ダメだったら止めるから。一つ一つ許可を取る必要はねェよ」
「分かった。…じゃあ、脱がすね」
「ああ」
銀時が土方の帯を解き、パサリと肩から着物を落とすと、恥ずかしいのか土方は視線を斜め下に向ける。
ゴクリと銀時の喉が鳴った。
(やばい…うずうずしてきた。ガバッっていきたい!…でも我慢しなきゃ。
でもトシのこと見てると我慢できなくなる……あっ、そうだ!)
「ねぇ、今日はこっちからでいい?」
「あ、ああ」
銀時は土方の後ろに回って抱き締める。
(トシの可愛い顔とかが見えなければ我慢できる…はず)
深呼吸して気持ちを落ち着かせ、銀時は土方の胸に両手を置いた。
「んっ…」
銀時の手が胸の飾りに触れると土方から僅かに声が上がる。銀時は恐る恐る土方の胸を撫でた。
「はっ、ぁ…」
待ったがかかったらすぐ止められるように、銀時は慎重に手を滑らせていく。
土方は後ろを振り返り、銀時の首に腕を回すと唇を重ねた。
「んっ、ふっ…」
(あー…キス、気持ちいい…。けど、うずうずが治まらなくなる…)
角度を変えて口付け、積極的に舌を絡めてくる土方に、銀時の下半身はあっという間に勃ち上がる。
このままではマズイと、銀時は唇を離して土方を抱え直し、土方の下着を脱がせた。
(トシのもちょっと勃ってる…)
膨らみ始めた一物をそっと握り、上下に扱いていく。
「ぁ…んっ…」
(うっ…これ、やばい…)
一物を刺激されると、快感で土方の腰が揺れる。その際、土方の下にある銀時の一物が刺激されるのだ。
土方にそのつもりはなくとも、ぐりぐりと一物を刺激され、銀時はいよいよ我慢が出来なくなる。
「トシっ…もう、ナカの準備していい?」
「んっ」
土方が頷くのとほぼ同時に、銀時は潤滑剤を指に絡めて後孔に触れる。
入口に潤滑剤を馴染ませてから、ナカに指を挿入した。
「んっ…」
根元まで埋めた指をギリギリまで引き抜き、またゆっくりと根元まで埋めていく。
何度か往復するうちにナカが解れてきて、銀時の指を歓迎するかのように締め付ける。
(うわぁ…相変わらずトシの中はすごいなァ。俺の指に絡みついてくる…。
ここにチ○コ入れると気持ちいいんだよなァ…。我慢、できるかなァ…)
もう一度深呼吸してから、銀時はナカの指を二本に増やす。
「あぁっ!」
「ご、ごめんっ」
銀時の指が前立腺に触れ、土方の身体がビクンと跳ねた。
(危ない危ない…。ここは一番気持ちよくなっちゃうトコだから触り過ぎると疲れちゃう)
前立腺には時折そっと触れる程度にし、銀時はナカを広げていく。
「んっ…はっ、あ…」
(トシのチ○コびんびん…。思いっきり擦って舐めたい!…けど、我慢しなきゃ)
銀時はなるべく土方の身体を見ないようにして行為を続けた。
「はぁ、はぁ…ぎ、ん…」
「えっ?」
土方が自分のナカに入っている銀時の指を抜き、その手にコンドームを握らせた。
「あの…もう入れて、いいの?」
「んっ」
土方は顔を真っ赤にさせて微かに頷く。
銀時は少し身体をずらして自身の一物を取り出し、土方から渡されたゴムを装着する。
「トシ…ちょっと腰、上げてくれる?」
「今日は…この体勢なのか?」
「…ダメ?」
「ダメじゃねェ…」
興奮しすぎないように、土方の表情が見えない背面座位で繋がろうとすると
銀時の意図など想像もつかない土方は、初めての体位に戸惑いの表情を向ける。
だが嫌ではないので、言われたとおりに後ろ向きで銀時の一物の上に腰を下ろした。
「あ…あっ、はっ、ぁ…」
銀時のモノが奥まで入ると、土方の身体が快感でふるりと震えた。銀時は土方の一物に手を伸ばす。
「あっ、あっ、あっ…」
「っ!」
一物を擦られると土方の腰が揺れ、ナカが蠢き、銀時のモノを締め付ける。
「あぁっ…あっ、あっ…」
(やばいやばいやばいやばい…トシの中、気持よすぎっ!もっ、おかしくなりそう…)
銀時は土方のモノを握る手に力を込めた。
「あぁっ、あっ…あぁっ!」
片手で幹全体を扱き、もう片方の手で先端や括れを重点的に刺激する。
「はぁんっ!あっ…あっ!」
(あー…もう、このままイケるかも…)
感じ入った土方のナカは複雑に動き、銀時に快感を与えていた。
しかし、ただ挿入されただけでは土方の方が満足できず、遂に自分で腰を浮かせて出し入れを始めた。
「あっ!あっ!あっ!」
「ちょっ、ちょっと待って!あっ、だめっ…くぅっ!!」
「えっ?」
自ら動き始めた土方を、銀時はきつく抱き締めて止めたが遅かった。
我慢を重ねて限界まで膨らんでいた銀時のモノは、律動の衝撃であっけなく弾けてしまったのだ。
(10.05.12)
銀さんが手加減すると土方さんが淫乱になります(笑)。続きも18禁ですが直接飛びます→★