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「ぎんとトシと爛れた大人の関係」の続きです。
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ぎんと付き合いだして一か月余り。
最初はあっちの知識が何もないことに驚かされた。だが、俺しか知らねェんだと思うと愛しさも募ってくる。
自分の今までの生き方を反省し、アイツに相応しい男になるため清く正しく生きたいとさえ思った。
その思いは今も変わらない。
変わらないのだが…ちょっと、いや、かなり悩んでいることがある。
だからといって別れたいとかそういうのは一切ねェ。ただ…身体が、特に下半身がキツいんだ。
そう、ぎんが今まで知らなかった「あっち」のことで俺は悩んでいるんだ。
あっちの知識はほとんど俺が教えたんだが、なかなか上手く伝わらねェ。
ぎんは「ヤるのは気持ちいい」と覚えた。…これ自体は間違いではないと思う。でも、ものには限度があるだろ
?
アイツは気持ちいいから沢山ヤりたいと思ってる。…というか、ヤり過ぎなくらい沢山ヤってる。
俺がやめろと言っても最中のアイツは止まらない。絶倫ってやつか?
そもそもアイツはイキ過ぎると辛いってことが分かってねェ。
イクのは気持ちいいから、沢山イケば沢山気持ちいいと思ってる。…アイツは確かにそうなんだろう。
でも俺は違う。…というか、ぎんよりも遥かに沢山イカされてるから辛い。それが分かってもらえねェ。
会えば必ずヤり、ヤったら必ず激しくなる。そして必ず翌日はまともに歩けない。
そうなると仕事にも支障が出る。
これではいけないと思い、今までも色々と試してみたがダメだった。
以前「疲れるから2回イッたら終わり」と言ったら、なかなかイカせてもらえず
漸くイケた時には全身の震えが止まらなくなった。次に「ぎんが2回イッたら終わり」と言ってみたら
アイツは自分には指一本触れさせず、俺を手でイカせ続けた。
結局、このままじゃ手だけで空にされかねないと思い、俺が「早く入れろ」と言う羽目になった。
ぎんは俺から求められたと勘違いして興奮し、その日はいつも以上に激しい交わりになってしまった。
ヤるのが嫌なわけじゃねェ。ぎんのことだって、付き合う前よりも好きになったと言い切れる。
ただ、もう少し軽くしてほしいだけなんだ。気絶するほど感じさせられるのは辛い。
ヤる前に身構えちまうようなモンじゃなくて、もっと気軽に楽しめるような…そんなのがいい。
どうすればぎんに伝わるのか分からず、かといってこのままの状況を続ける気にもなれず
仕方なく俺は、会う回数を減らすという方法を取った。
今まで二、三日置きには会っていたので、仕事が忙しくなったと言って一週間後に会う約束をした。
おそらく一週間後は激しいものになると思うが、数日置きに会ったって激しかったんだ。
どっちらにしても気絶させられるなら、間隔が開いていた方がいい。
それから五日間、俺は万全の体調で仕事に打ち込めた。
ぎんとトシとひとりの夜
銀時と土方が最後に会ってから五日目の深夜、屯所で机に向かっていた土方の携帯電話が着信を知らせて震えた
。
画面には「万事屋」の文字。土方は迷わず通話ボタンを押した。
「はい」
『トシ?ごめん、こんな夜中に…』
「ぎんか?どうしたんだ?」
『ごめん。本当にごめんね』
「いいからどうしたのか言ってみろ」
『あの……トシとセックスしたい』
「………」
深夜に及ぶ仕事の疲れもあり、瞬間的に頭に血が上って電話を切ろうとしたが、土方は思い留まる。
この手のことに疎い銀時は、本当に困って連絡してきたのだと思い直したからだ。
「したいと言われても…まだ仕事中なんだ」
『うん。それは分かってる。でも…』
「…我慢できねェのか?」
『我慢っつーか、ずっと勃ったままなんだけど…』
「はぁ?」
『だから…昼間からチ○コがずっと勃ったままなんだ』
「昼間から!?おまっ、その状態でずっと過ごしてたのか!?ガキ共に何か言われなかったか?」
『寝てたから何も…。起きてるとトシのこと考えちゃってチ○コがウズウズするから、ずっと寝てた』
「…で、昼間寝てたから夜眠れなくて電話してきたってワケか」
『うん、ごめん…』
「…謝ることはねェよ。そんな状態でよく一日我慢したな」
『だって、トシ、仕事だし…』
銀時は今にも泣き出しそうな声になる。
「こんなことで泣くんじゃねェよ。…ヌけば治まるから安心しろ」
『…抜く?チ○コって抜けるのかァ!?』
「そういう意味じゃねェ。自分で触って出すモン出せってことだ」
『出すって…精液?』
「そうだ」
『自分で触っても出るのか?』
「ああ」
『もしかして…自慰ってやつ?』
「ああ…よく知ってるな」
『トシと会えない間に勉強しとこうと思って、前に新八達が買った教科書読んだんだ』
「そうか…偉いな」
『えへへ…。それで、トシは自慰したことあるの?』
「あっある、ぞ…」
またしても無意識の羞恥プレイが始まったと土方は思ったが、必死に耐えて会話を続けた。
そんな土方を銀時はさらに辱めていく。
『そっか…じゃあ、やり方教えて』
「やり方ァ!?」
『そう。トシが自分で触って出した時のこと教えて』
「…いっいつも俺が触ってやってるだろ?あんな感じで触ってみろ」
『あんな感じって言われても…。じゃあさ、今から触ってみるからトシは電話で指示して』
「し、指示って…」
土方の戸惑いをよそに、銀時は苦しみから解放される喜びでいっぱいだった。
『触るってことは脱げばいいの?それとも服の上から?』
「やり方に決まりなんかねェから、お前が気持ちいいと思うようにやれば…」
『じゃあ直接触った方が気持ちいいから脱ぐ』
「…あっ、ちょっと待て。今、事務所にいるのか?」
『そうだよ。電話は事務所にしかねェもん』
「…その電話、お前の寝る部屋に持って行けるか?」
『電話線延ばせばなんとか…。でも何で?』
「チャイナに見られたらどうすんだよ。事務所のドア開けたらすぐ見えるだろーが」
『あっそうか…。じゃあ、一旦切ってセッティングできたらまたかけるな』
「あ、ああ…」
電話が切れると土方は溜息を吐いた。
(俺が指示を出して、アイツがその通りに触る…何だこれ?テレフォンセック…いや、違うな。
アイツが一人でヤるだけだからな。…つーかマジでやんのか?指示ったってどうすれば…)
土方の決心が固まらないうちに携帯電話が震えた。
(10.02.28)
「困った時には逃げる」それがウチの土方さんです(笑)。真選組関連では決して逃げない土方さんですが、銀さん(恋愛)のこととなると途端に逃げ腰になります。
でも、ぎんは逃げられていることに気付いていないので、何の解決にもなっていないんですけどね。 後編は18禁になります→★