ホテル生活五日目

 

「あっ…くっ……はぅんっ!」

 

ピチャピチャジュルジュル…

 

「あぁっ!…もっ、出るっ……はぁぁっ!!」

 

ジュルジュル…ゴクリ 

 

今朝は起きてすぐに土方が発情し、朝食も摂らず行為に及んだ。

口付けをし、胸や内腿などを一通り愛撫すると、昨日に引き続き銀時が土方のモノを咥える。

銀時の口内に二度放った土方の一物はくたりと萎えており、身体の疼きは治まったようだった。

 

「俺、シャワー浴びてくるけど…身体、治まったか?」

「あ、ああ…とりあえず今は大丈夫だ」

「そっか」

 

股間を土方から隠しながら銀時は浴室に向かった。今朝、銀時は隣で忙しなく動く気配を感じて目覚めると、

土方が銀時に背を向けて自慰行為をしてたのだ。あまりの光景に銀時は暫くの間固まっていたが、

起こしてくれてよかったのに…と言って土方を背中から抱き締めた。

土方がいつから起きていたのか分からないが、銀時が眠っている最中に身体が疼きだしてしまったため、

自分で何とかしようと思ったのだろう。

そんな土方の気遣いへの喜びと、起き抜けに見た壮絶な艶姿に当てられ、銀時の股間は破裂寸前であった。

 

 

*  *  *  *  *

 

 

「んっ……くぅっ…はぁ…ふっ」

「また…イケなそう?」

「……」

 

銀時の問いに土方が無言のままコクリと頷く。あの後土方もシャワーを浴び、二人で朝食(時間から言えば

昼食である)を済ませ行為を再開させた。だがまたしても土方が達せなくなってしまった。

銀時は一物から口を離し片手で扱きながらもう一方で土方の身体を隈なく愛撫する。

頭のてっぺんからつま先まで……ある一点を除いて。

 

それでも土方の身体は満足できないようで、荒い呼吸を繰り返したまま一向に達する気配がない。

ココも感じませんように…銀時は祈るような気持ちで、唯一触れていなかった処―後ろの蕾に触れてみた。

 

 

「ああっ!!」

「っ!」

 

 

触れた途端、土方の背中が撓った。と同時に銀時の動きがピシリと止まる。刺激が止んだことを訝しみ、

土方が首を起こしてオイと声を掛ける。その声に我に返った銀時は小さくゴメンと零して手淫を始めた。

 

 

「ああっ!…ああっ!…はぁっ!!」

「………」

 

 

先走りに濡れた指先で後孔の皺をなぞるたび、土方の身体はビクンビクンと跳ねる。

見てはいけないと思いつつも、銀時は乱れる土方から目を逸らせないでいた。

 

 

「…はぁっ、あぁ…はっ!…あんっ!」

 

 

何一つまともに考えられないような状態で、銀時は後孔の皺に先走りを塗り込める。すると焦れたように

土方の腰が揺らめき、銀時はほとんど無意識に中指を挿入した。

根元まで指を納めきると、ナカで軽く指を曲げて感じるところを探していく。

 

 

「んっ……はぁっ…あぁっ!?やっ、やめっ…ひぁっ!あああっ!!」

 

 

指の腹が一点を掠めた時、土方は目を見開き身体を強張らせた。銀時が尚もソコを押し続けると、

いとも簡単に土方のモノは弾けた。だが銀時は指の動きを止めることなくますます激しくしていく。

達して萎みかけていた一物が再び硬度を増すと、銀時はソレを咥え込み、ジュジュッと吸い上げた。

 

 

「ひあっ!…もっ、やめっ!やぁぁっ!!あぁぁっ!…よろず、ぁああ!待っ…あぁっ!!…も、イクっ!

…離っ…やあぁっ!ダメっ!!…あぁっ、あぅっ……っああああ!!!」

 

 

毛根ごと引き千切らんばかりに銀時の髪を強く掴み、全身をガクガクと痙攣させて土方は達し、

そのまま意識を手放した。

気絶した土方を凝視している銀時は、ふるふると震えながらカチカチになった自身を取り出した。

 

 

*  *  *  *  *

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」

 

部屋に銀時の荒い息だけが響き渡る。

気絶したまま眠ってしまった土方の真横で、銀時は自身のモノを扱き続けていた。

既に二回精を吐き出していて、土方の胸や顔を濡らしている。自身の精液に塗れた土方は、

眠っているにも関わらず壮絶な色香を放っていた。

 

 

どーすんのコレ、全っ然、納まる気しねェよ…マジヤバイんだけどコレ、マジヤバイよ!

どれぐらいヤバイかっていうとマジヤバイ…。せめて厠で抜くんだった。ここでヤるにしても顔射とか

するんじゃなかった!ああああ俺のバカ!どーすんだよコレ…土方、朝まで起きねェぞ……

後始末、俺がやるんだよな?つーか、俺がやるしかねェだろ!この状態で土方叩き起こして

「顔射しちゃったから風呂入ってこいよ」なんて言えるかァァァ!!ああああ見てるだけで我慢できなくなる!

…でも見なきゃ後始末できねェ!……と、とりあえずもう一回…。

 

 

銀時は再び自身に手を伸ばす。中指一本で裏筋を下から上に撫でると、それだけで先走りが溢れ出してくる。

先端の孔を中指の先で突くと、背筋をゾクゾクしたものが這い上がる。土方のナカを知っている指が自身に

触れている…それだけで銀時は異様な興奮を覚えた。

 

 

「はぁ、はぁ…ひじかたっ…」

 

 

幾度も幾度も自身の手で土方をイカせた。唇の感触を知った。土方の手にイカされる悦びを知った。

そして遂に狭くて温かいナカの感触も知ってしまった。…もう我慢できない!セックスがしたくて好きになった

ワケじゃない。でも好きな相手だからこそ繋がりたい。こんな状態で抱くのは卑怯だと今日まで必死に

我慢してきた。けれどもう限界だ!それに一週間まであと二日もある。

土方が徐々に強い刺激を求めるのなら、どうせ最後には抱くことになるんだ。だったら……

 

自分の卑怯さを棚上げして、土方と薬のせいにしようとする己の弱さに吐き気がした。

 

(09.09.23)


エロエロホテル生活も次で最後です。次もR18です。どうぞ