陸
ホテル生活四日目
「…ぁ……ふっ…んあっ」
二人で朝食を済ませると、土方は着物の帯を解いて横になり、銀時は土方の下着を脱がせて覆い被さり唇を
重ねた。角度を変えて口付けをしながら、銀時は片手で胸の飾りを、片手で一物を刺激していく。
「んっ……はぁ…あぁっ…」
土方のモノはパンパンに張り詰めていて、今にも弾けそうだ。
銀時は口付けをやめて、触っていない方の乳首に吸い付き、激しく一物を扱いた。
「あんっ!…くぅっ……あっ、あぁ!」
身体をビクビク震わせて感じ入っているが、達する様子はない。乳首に軽く歯を立ててみても尿道孔に指の
先を捻じ込んでみても、ダラダラと先走りが漏れるだけで射精までにはいたらない。
もうこれでもダメか…銀時は昨夜の沖田の話を思い出していた。薬を抜くには徐々に強い刺激を与える
必要がある…銀時は、一物を扱く手はそのままに、頭を下にずらし、ツッと胸の間を通って臍の辺りを舐めた。
ひっ!っと短い悲鳴が上がって、土方の足がビクッと痙攣する。
「…?万事屋、お前……」
「えっ?…あっ!いいいいや、そそそそのコレは…」
痙攣した際、土方の足が銀時の股間に触れた。
銀時のモノは少し触れただけでも分かるほどに膨張していた。ヤバイ、マズイと銀時が青くなったり赤くなったり
していると、土方がゆっくりと身体を起こす。
「何だお前、溜まってたのか?」
「あっ…いや、その…そう!溜まってたんだよ!ウチにはガキがいるから、なかなか抜くヒマなくてよ!」
土方の言葉に乗っかり、銀時は必死で弁明する。邪な想いで土方に触れていたことを悟られませんように…
そう願っていた銀時に思わぬ言葉が投げかけられた。
「そうか…じゃあ、脱げ」
「……はい?」
「だから脱げっつったんだよ。…俺が抜いてやる」
「はいィィィ?ななななんでそうなる?」
「ヤられっぱなしは性に合わねェ」
「いや、だってお前は薬で…」
「何でもいいからとっとと脱げ!俺だってこの状態はキツイんだよっ」
「あっ、はい」
有無を言わせぬ土方の態度に、銀時は従うしかなかった。今日はいつもの白い着流しだけを着ていたので、
下着を脱いでおずおずと土方の前に進み出た。
脚を投げ出して座る土方の脚の間に尻を付き、自分の脚で土方の腰の辺りを挟んだ。
脚の開いた体育座りのような格好をしている。
「もうちょっと近くに来い」
「あっ、うん」
土方が脚を曲げて、後ろからグイッと銀時の腰を押す。互いのモノがくっ付きそうなほど近付いたところで、
土方が銀時のモノに手を伸ばす。
マママママジでか!?マジで土方が抜いてくれんのォ!?どどどどーしよう!ヤベェ…嬉しすぎてすぐ出そう。
「…おい」
「へぁ?…あっ、ごめん」
俺のもヤれと土方が目で訴える。銀時が土方のモノを掴むと、二人同時に激しく上下に扱き始めた。
「はっ!…あぁっ!あっ、あっ…あぁ!」
「くっ…すげっ……じかたっ、いいっ」
「…あんっ……んんっ!んー!」
至近距離にある土方の濡れた唇に、銀時は迷わず吸い付いた。すると土方も銀時の首に片腕を回して応え、
積極的に舌を絡めてくる。銀時が空いている手で土方の胸を刺激すると、土方が声にならない喘ぎを上げた。
口で口を塞いでいるため、土方の嬌声が体内に注ぎこんでくるように錯覚し、銀時の劣情を煽った。
* * * * *
「はっ…もっ…ダメだっ……くっ!」
「はぁんっ、あぁっ…」
「…やっぱり…イカねェか?」
「ああ…」
互いのモノを擦り合っていたが、近付き過ぎたのか手の動きが妨げられるので、今は互いのモノを合わせて
擦っていた。裏筋同士が触れ合う感触に、銀時は背筋がゾクゾクした。
だがやはり土方には刺激が足りないようで、銀時が二回放つ間も達せないでいた。
「じゃあさ、俺のはもういいからまた横になってよ」
「ああ…」
銀時は下着を履いて着物を整えると、横になった土方の足元に蹲り、勃ちっぱなしのモノをパクリと咥えた。
「なっ、なにを!やめっ…あぅっ!」
いきなりのことに驚いた土方から制止の声が上がったが、銀時が舌を蠢かせるとすぐに嬌声に変わった。
「あっ、はっ…んんっ……ああっ!」
根元を握り頭を上下に揺らして竿全体を刺激し、括れや鈴口を舌で丁寧に舐めていると土方が限界を訴える。
「もっ…出る、から…はっ、離し…あっ!」
銀時は根元を握っていた手を激しく上下に動かし、括れに軽く歯を当ててジュルッと先端を強く吸った。
「…っ!やっ…出っ……あああっ!!!」
土方はガクガクと腰を震わせて達し、銀時の口内に白濁が流れ込こんだ。
銀時はそれを全て嚥下すると土方に微笑みかける。
「ちゃんとイケて良かったな」
「お、おまっ…飲ん…」
「ああ、でも毎日出してっから薄まってるし…」
「そういう問題じゃ…」
「飲んじまったもんはしょーがねェだろ。…ほらっ、もっかいヤるぞ」
「えっ、ちょっ…あっ!」
危なかった…銀時は内心焦っていた。思わず飲んでしまったが、明らかにこの行為は薬を抜くこととは
関係ない行為だ。薬を抜くために射精を促しているだけなら、土方が出ると言った時に口を離せばよかったし、
万が一口内に出されたとしても吐き出せばいいだけのことだ。それなのに銀時が飲み込んだのは、想い人の
モノだからに他ならない。それを悟られまいと、銀時は適当にごまかして愛撫を再開したのだった。
それから土方は何度か銀時の口内で吐精し、銀時はその全てを飲み干した。
二度目からは快感によって土方の意識が朦朧としており、銀時が自身の精液を飲んでいることにも
気付かなかった。
(09.09.22)
ホテル生活も漸く後半に入りました!次も18禁です。ここを読んでいる方は注意書きに同意された方だと思いますので、直接飛びます。どうぞ→★