「はぁ、はぁ…んんっ!あっ…くっ…」

「なあ…我慢しねェで出せよ」

「がまん…なんかっ、して…ねぇっ!」

「じゃあ…気持ちよくない?」

 

 

フルフルと土方が首を振る。では感じているということか…それにしては全くイク気配がない。

あれから土方は二回射精した。それでも治まらず、今は三回目に向かっているところなのだが…

やたらと時間がかかっている。もう一時間近くになるだろうか。

そりゃあ昨日も散々出して、今日も二回出したのだから時間がかかるのは当然だが…

それにしては土方が辛そうだ。ヤりすぎて鈍感になってるのではなく、気持ちいいのにイケない感じだ。

何とかしてイカせてやりたい。でも出来ることはやった。先端から袋まで全部責めたし……ん?全部?

そうだよ!チ○コ以外も刺激すれば…

 

 

「ちょっとゴメンね」

「な、に…んんんっ!」

 

 

俺は土方の一物を片手で扱きながら、もう一方の手で後頭部を固定して唇を合わせた。

開きっぱなしだった土方の口内に自分の舌を捻じ込み、内部を隈なく刺激してやると、手の中のモノが弾けた。

 

 

「はっ…はぁ、はぁ…な、にを…」

「なにってキス?」

「な、で…そんな…」

「だってよーお前、チ○コ擦るだけじゃ足りなくなってんだよ。だから別の刺激を加えれば

いいんじゃねェかと…」

「だからって…」

「文句言うなって。ずっとイケなくて辛かっただろ?…ほら、また回復してきてるし、

もう一回ヤるからな」

「あっ…んうっ!」

 

 

今度はキスから始めた。舌を絡め、歯列をなぞると土方の身体がビクビクと震える。

完勃ちになったところで一物に指を絡ませる。もちろんキスは続けたままで。

 

 

「んんっ…ふっ…あっ!…んっ!」

 

 

逆手で一物を掴んで上下に擦るとすぐに先走りが漏れてくる。それを竿全体に

塗り広げるようにすればクチュクチュと卑猥な音が出る。

時折口を離せば待ってましたとばかりに喘ぎ声を発する。

…ヤバイ。何がって俺の下半身が。イカせたい一心で思わずキスなんかしちまったが、

土方の唇と舌の感触がめちゃめちゃ気持よくて、しかも俺の手で悶えてる土方の顔が至近距離にあって…

 

 

「あっ、あっ、あっ…もっ、出るっ!…ああっ!」

「…っごごごめん!ちょっとトイレっ!」 

 

 

土方がイクのを見届けてから、俺はトイレに駆け込んだ。 

 

 

*  *  *  *  * 

 

 

ホテル生活三日目 

 

 

目覚めたばかりは調子がいいらしく、今日は朝から電話で何やら仕事の話をしている。

コイツが真選組命だってのは分かってるつもりだった…だが、こうも見せつけられると面白くない。

普通に会話してる時でも、近藤さんがどうしただの、総悟がまたやっただの真選組の話ばっかりだ。

俺がつまらなそうにしているのも気付かず、アイツは電話の向こうのゴリラと嬉しそうに話している。

だけど、多分、そろそろ… 

 

「ああ、その書類は来月でも大丈夫だ。それから近藤さんと俺で行くはずだった懇親会は

総悟と行ってくれ。…ん?アイツだって近藤さんと一緒なら無茶しねェよ。副長代理だっつったら

喜んで行……わ、悪ィ近藤さん。また後で掛ける!」 

 

話の途中だってのに土方はパタンと携帯を閉じた。

「よ、よろずや…」電話していた時とは全く違う、吐息混じりの声で俺を呼び、熱を孕んだ瞳で俺を見つめる。

そうだ。コイツのこんな姿を見られるのは俺だけだ。今の土方が最後に頼るのは俺なんだ。

薬のせいだっつーのは分かってる。それでも俺は、土方にとって特別な存在になれたことが嬉しかった。 

 

 

「電話、もういいの?」

「あ、あの…」

「じゃ、シよっか?」

「あっ…んんっ…」 

 

 

今日もキスから始める。壁を背にして座った土方の前に座り、ゆっくりと顔を近付けた。

昨日初めて俺とキスしたってのに、もう土方は俺とのキスに慣れて、自分から積極的に舌を絡めてくれる。

土方とのキスは本当に気持ちよくて、ついつい本来の目的を忘れて没頭してしまう。

俺が土方の肩と頭に両腕を回してキスにのめり込んでいると、焦れた土方が俺の手首を掴んで

自分の股間へと導いた。 

 

 

「ナニ…もう限界?」

「分かってんだろ…さっさとヤれ」

「んっ、ゴメンね」

「はぁっ!あっ……んー!」 

 

 

一物を握ってやると土方の身体がビクンっと大きく跳ねた。

もっと唇を味わいたくて、一度離した口をまた付ける。

舌と舌、手と一物、上と下両方でクチュクチュと湿った音を出しながら刺激を与えて行く。 

 

 

「んんっ!んー、んー…んうっ!!」 

 

 

口付けをしたまま土方は吐精した。だが手の中のモノは依然として硬度を保ったままだ。

俺は口を離して土方の呼吸を楽にさせると、再び手淫を開始した。 

 

 

「はぁんっ!…あぁっ……あっ、んっ!」 

 

 

チュッチュと軽いキスを落としながら一物の先端を指先で捏ねると、またビクンっと身体が跳ねる。

 

  

「あっ、はぁ…あんっ!…あぁっ!」 

 

 

うわわわわわ…ひひひ土方がおおおお俺に抱きついて…!おおおお落ち着け俺ェ!コレは、あれだ。

えーっと…そう!快感のあまり身体が前に倒れそうになったから、前にいた俺に掴まっただけだ!そうだ!

ただ掴まってるだけで、俺に抱きついてるワケじゃ…あああああ今ギュってした!みみみみ耳元で「あぁん!」とか

言うなァ!「よろずや…」とか舌っ足らずに呼ぶなァ!

………んっ?万事屋?ヤベェ!動揺してて手の動きが疎かになってたか? 

 

 

「あっ、悪ィ…」

「あ、いや…その…」

「手、ちゃんと動いてなかったよな?ゴメンな」

「いやっ、そうじゃ、なくて…その…」

「ん?どした?」

「なんか…また、イケないっぽい

「えっ!そうなの?」

「き、昨日と…同じ、感じで…」

「そっか…」 

 

 

こうも立て続けにヤってりゃ、普通の状態だって感覚が麻痺してくるよな。

薬のせいでより強い刺激を求めるようになるのは仕方ないか。となると、キスの次は… 

 

 

「じゃあさ、横になってよ」

「横に?」

「そっ。普通に仰向けで寝てくれればいいからさ」

「わ、わかった」

  

仰向けなった土方の前を肌蹴させ、俺は露わになった突起に吸い付いた。 

 

「ああっ!やっ…待っ……あああっ!!」 

 

 

胸の突起を吸いながら一物を扱くと、一際高い声を上げて土方が果てた。

 

(09.09.20)

  

 


 次もR18の予定です。 すみません、小休止入ります。次は年齢制限なしです