おまけ


「そうだ銀さん。このイスってどう使うんだ?」

二人で浴室に入った際、土方の目に留まったのは以前、疑問を呈して受け流されていた中央が凹んだイス。

「ああ、これはね……実際、使ってみた方が早いな。十四郎、座ってみて。」
「ああ。……これでいいか?」
「うん。」

凹んだ部分を跨ぐようにしてイスに座った土方の足元に銀時が座る。そして土方の両ひざに手を添え、
左右に大きく開いた。腰にタオルを巻いているが、こんなに脚を開かれればあまり意味をなさない。
土方の頬が朱に染まる。

「これは、ココが触りやすいようにこういう形なんだよ。」
「あっ!」

銀時は土方の脚の間からタオルの中に手を入れ、割れ目をツッと辿る。

「あっダメ……汚い。」
「大丈夫だよ〜。でも気になるなら洗ってあげる。……タオル取って。」

取って、と言ったにもかかわらず銀時は自分で土方の腰にあるタオルの結び目を解く。

「ちょっと腰浮かせて?」
「あの…銀さん……」
「ほら早く〜。洗うんでしょ?」
「う、ん……」

腰を上げると同時にタオルが抜かれ、土方は思わず前を手で隠す。

「もう何度も見て来たのに……そういう恥ずかしがり屋なところも好きだよ。」
「……銀さんの、ばか。」
「酷いなぁ〜。」

頬を染めたままムクれる土方に締まりのない笑みを零しつつ、銀時はボディーソープを掌で泡立てる。

「はい、脚開いて〜。」
「自分で洗うから、いい……」

土方はピタリと膝を閉じて抵抗を示した。

「じゃあ閉じたままでもいいや。」
「えっ?」

いともあっさりと銀時は諦め、土方が呆然としている間にその横へ回る。

「これに座ってれば、こっちからも洗えるから。」
「ひゃっ!」

泡でぬめった右手がイスの凹み部分に入り、尾てい骨から割れ目に沿って滑っていく。

「あっ、やっ……」
「キレイにしてあげるからね〜。」

横から抱き締めるように土方の腹へ左手を回し、銀時はぬるぬると土方の割れ目を擦る。

「あっ、あっ、あっ、あっ……」

すると土方のモノがむくりと頭を擡げてくる。

「前も『洗って』ほしい?」
「……うん。」

瞳に涙を滲ませ、泣きそうな顔で頷く土方の頬に銀時は口付けて前を握る。

「俺の手で感じてくれて嬉しいよ。……もっと気持ち良くしてあげる。」
「あぁんっ!!」


結局この日、泡の滑りで一回イカされた後、泡を流して一物を咥えられながら指を挿入されてもう一回
イカされた。
銀時に支えられて何とか浴室から出られた土方は、この先へ進むための体力作りの必要性を感じていた。


(11.06.25)


スケベイスはレッスン7で一度出てきました。覚えてらっしゃる方がいますでしょうか……。

本編の終わりで言っていたように、次回、いよいよです!いよいよですけど、最終回じゃありません。第一部完でもありません。そのまま次の次もあります。

…って、まだ次話は「いよいよ」ってことが決まってるだけで何も書いてません^^; なるべく早く「いよいよ」が書けるよう頑張ります!

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

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