おまけ


新八と神楽が席を立った後の万事屋。二人が居る頃から口付けを交わしていた恋人達は、
玄関扉の閉まる音が聞こえると同時に口付けを深めた。
土方が唇を開き、銀時がその隙間へ舌を滑り込ませる。
互いの肩に添えられていただけの手は背中に回り、確りと相手を抱き締める形に。
唾液の水音と鼻にかかるくぐもった喘ぎを漏らしながら、土方の身体はソファに沈んだ。


「十四郎……」


艶やかな髪を梳くようにして前髪をかき上げ、額に口付けを落とす。


「ん……」


うっとりと目を細めた土方はしかし、物足りないとでも言うように銀時の頭を両手で挟み込み、
その唇を自身のそれに重ね合わせた。


「ふ……んんっ……」


銀時の舌に酔いつつも、その手が帯にかかれば腰を浮かせて解かれるのを待つ。
間もなく土方の帯は抜き取られ、昨夜の艶が色濃く残る肌が晒された。銀時は迷わず胸元の、
半日前に自身が付けた痕へと吸い付いた。


「あ、ん……」


胸元を愛撫しながら銀時の手は土方の身体を下りていく。
腿の内側をすっと撫でられれば、土方は足を開いて受け入れる体勢になった。


「ぎん……」
「……もう後ろでいい?」
「んっ」


名前を呼ぶその声音で土方の訴えを察した銀時は下着を脱がせ、勃ち上がっているモノの奥、
後ろの窄まりへ指を這わせた。


「ぎんっ……」


先刻よりも切迫している土方の声に、銀時は前を開いて自分のモノを取り出した。


「このままで平気?」
「平気」


昨夜も熱く交わったためか、先程触れた土方の後孔は柔らかく解れていた。
けれど土方を傷付けぬよう念には念を入れて、自身に潤滑剤をたっぷり塗ってから挿入した。


「あ、あぁ……あ……あっ……」
「十四郎っ……」


自分を呼ぶ熱の籠った声に満足気な笑みを湛えながら、土方は銀時へ向けて両手を伸ばす。
その手が背に回せるよう銀時も土方へ上体を近付けていった。


周りからどう思われていようとも、二人は愛し愛されとても幸せな交際を続けていた。

(12.03.26)


リクエスト通り超ラブラブに見えましたでしょうか?二人の中で、家族の前で見せられるのは唇同士のキスまでのようです。本当はもっともっといちゃつきたいけど

家族も大事にしなければと思って、あれでも我慢していたのかも?リクエスト下さったまぁ様、こんなのでよろしければ「おまけ」も含めてお持ち帰り可でございます。

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それでは、ここまでお読み下さった皆様ありがとうございました。

 

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