おまけ
「あの…俺も十四郎さんに触っていいですか?」
「は?」
発情期に入った銀時を連れて、十四郎は現在使われていない小屋へとやって来ました。
十四郎は銀時に何度も精を吐き出させ、今は小休止中です。二人とも一度交わったので衣類は身に付けておりません。
そこで銀時が先のセリフを言ったのです。
なぜ銀時がそんなことを言ったのか十四郎には理解できませんでした。確かに、小屋へ来てからというもの
十四郎が銀時に触るばかりでした。しかし今回は銀時が発情期のためにここへ来たのですから、十四郎としては
それが当然のことだと思っています。けれど銀時の思いは違ったようです。
「俺ばっかり気持よくなるんじゃなくて、十四郎さんにも気持よくなってもらいたいんです」
「それは俺が発情期の時でいいだろ?今は銀時が発情してるんだから…」
「そりゃあ…十四郎さんに色々してもらえて気持ちよかったし、おかげで大分治まってきたけど…でも
交尾した時、十四郎さんも気持ちいいって言ってくれて嬉しくて、俺ももっと気持よくなって…だから…」
「銀時…」
十四郎も銀時と交わった時のことを思い出していました。交わったのは一度だけでしたが、銀時の言うように
触れるだけでは得られない幸福感と快楽を得たのも事実です。
発情期でもないのにそういう気分になったのも、十四郎にとって初めての経験でした。
「十四郎さん…ダメですか?」
「…ダメじゃ、ねェよ」
「ありがとうございます!」
銀時の表情はパッと明るくなりました。
「じゃあ十四郎さん、ここに寝てください」
「あ、ああ」
銀時は自分が寝ていた干草のじゅうたんを十四郎に譲ります。十四郎は戸惑いながらもそこに横になりました。
銀時は改めて十四郎の身体を見て、熱が沸き起こるのを感じました。銀時のモノは完全に勃ち上がっています。
それを見て十四郎が言いました。
「銀時…まずは俺がやろうか?」
「え…あ、だっダメです。今回は俺が十四郎さんを気持ちよくするんです!」
「でもよ…お前のそれ、辛ェだろ?」
「大丈夫です!では、いきます…」
「んっ…」
銀時は十四郎に覆い被さりキスをしました。キスをしながら抱き合うと、銀時のモノが十四郎のお腹に当たります。
無意識のうちに銀時は十四郎に腰を擦り付けて快感を追っていました。
十四郎はそれに気付くと銀時の背中と頭に腕を回して、口の中に舌を捻じ込みました。
「んっ、んっ…んぅっ!!」
口の中を満遍なく刺激し、銀時の舌を吸ったり軽く噛んだりしているうちに銀時のモノは弾けました。
銀時はそこで漸く我に返りました。
「ごめんなさい。俺、また一人で…」
「謝ることじゃねーよ。発情期なんだから仕方ねェだろ?」
「こっ今度こそ、十四郎さんを気持ちよくします!」
「無理すんなよ」
銀時は十四郎から下り、十四郎の足を開かせてその間に蹲りました。そして十四郎のモノに舌を這わせます。
「んっ…」
十四郎が鼻に抜けるような息を漏らしたので安心し、銀時はペロペロと十四郎のモノを舐めていきます。
「ハァー…あっ…ぁ…」
「んっ、んむ…」
硬度を取り戻した自身を宥めるため、銀時は自分のモノを擦りながら十四郎のモノを舐め続けます。
見かねた十四郎が銀時を自身から引き離しました。
「銀時…もういいから…」
「やだっ!俺が、十四郎さんにっ…」
発情期の身体を持て余しているはずなのに、銀時は意地でも十四郎のモノから手を離しません。
十四郎はそんな銀時の態度に呆れると同時に、そこまで想われていることが嬉しくもありました。
「銀時、お前の気持ちは分かったから…」
「ヤです!」
「…まだ何も言ってないだろ?二人で気持ちよくなる方法、考えたんだ」
「二人で?」
「そう。一緒に気持ちよくなれれば一番いいんだろ?」
「それは、まあ…」
「だったら銀時、俺の顔を跨げ。そんで、お前が俺を、俺がお前を触る。…それでいいだろ?」
「…分かりました」
銀時は言われたとおり、十四郎の上に跨ります。十四郎は目の前に来た硬いモノを擦りました。
「はぁっ!あっ、あっ…あぁっ!!…あっ、あっ、あっ…」
自分の顔に銀時の精液が飛び散るのも構わず、十四郎は一物を擦り続けます。
銀時も気を取り直して十四郎のモノを咥えました。
「むぐ…んんっ!んん…」
「はっ、あっ!くっ…あぁっ!」
銀時は十四郎の手で感じながら、口の中で十四郎のモノが大きくなっていくのに喜びを感じていました。
一旦口を離して見てみると、一物の先端から透明の雫が溢れ出しています。
「十四郎さん…気持ちいいですか?」
「ああ…」
「良かった。じゃあ、次はこっち…」
「んっ…」
銀時はやや身を乗り出して、十四郎の後孔に指を一本挿入してみました。
「この辺、気持ちいいんですよね?」
「んっ…あぁっ!」
銀時は指を半ばまで入れて、ナカで曲げました。しこりになっている箇所を押すと、十四郎の身体が跳ねます。
「十四郎さん、ココ気持ちいいですか?」
「…ひあぁっ!あっ…くっ、ああっ!」
十四郎は会話どころでなくなってしまいましたが、一物を見れば感じてくれているのは明らかです。
銀時は楽しそうに指をもう一本ナカへ入れて、同じ箇所を押しました。
「はうぅっ!…あぁっ!ああっ!」
銀時が少し指を動かすだけで十四郎はビクビクと身体を震わせ、その反動で揺れる一物からピッピと雫が飛び散りまし
た。
そんな十四郎の反応を見て、銀時も我慢ができなくなってきます。
「十四郎さん…俺のも、触って下さい」
「あぁ…はっ…ああっ!」
銀時に言われて、握っているだけになっていた手を動かそうとしますが、ナカを捏ねられると身体の自由が利きません。
けれど握られているだけでは銀時が満足できません。銀時は十四郎の上から下りました。
「十四郎さん、あの…入れてもいいですか?」
「ああ…いい、ぞ…」
「ありがとうございます!」
銀時は十四郎を裏返すと、腰だけ高く上げさせました。そして猛る自身を入口に宛てて、一気に挿入しました。
「ああぁっ!!」
「はぁっ!!」
挿入の衝撃で十四郎のモノは弾け、銀時も十四郎のナカに吐精しました。
「あー…十四郎さんのナカ、超気持ちいい…」
「ハァッ…ちょっ!待っ、やあっ!…ああっ!」
休む間もなく銀時は腰を動かし始めます。十四郎は止めようとしますが、発情期中の銀時はそう簡単に止まれません。
「ああっ!…やっ、ああっ!」
「ハァッ…とうしろー、さんっ!!」
銀時のモノが出入りするたび、出したばかりのモノでぐちゅぐちゅと水音が鳴ります。
その音に煽られて、銀時の動きはますます激しくなりました。
「ぎ、とき!待てっ…やっ、ああぁっ!」
「十四郎さん、ごめんなさいっ。もう、無理ですっ!」
「ひあぁぁっ!!」
「くぅっ!!……ハァ、ハァ…」
「あぁっ!?…ああっ!ああっ!」
達した瞬間、その時だけは動きが止まるものの、またすぐに律動が始まります。
銀時は汗で背中に張り付いている十四郎の髪を肩の方へ流し、後ろから抱き締めて身体を密着させました。
「十四郎さんっ!」
「ぎ、とき…」
「好きです!十四郎さん…大好きですっ!!」
「…っれも、だ…ああぁっ!!」
銀時と十四郎は、何度目か分からない絶頂を迎えました。
こうして十四郎と銀時は、種族の違いを超えて末永く幸せに暮らしました。
めでたしめでたし
(10.08.02)
字だけだと分かりにくい上に、最初から全裸で服装の描写もありませんが、これはトラウシです!そしてウシの長髪設定も忘れそうになったので最後にちょっと書きました(笑)。
今回のお題で幾つか書きましたが、敬語攻めっていいですね^^ 年下攻めも好きですが、年齢に関係なく攻めが受けに対して敬語なのも萌えます!原作で対等な二人だと特に^^
この二人は獣なので(?)繋がる時は基本バックです(笑)。そして獣ゆえにイキまくりです。実は文末が「!!」の所は全てイッてるという(笑)。
それから土銀版から読んで下さった方へ…銀さんの胸当ては休憩中に脱ぎました(笑)。今回こういった形にしたのは、お題にリバエロがなかったので書きたかったからです。
それでですね…実は「おまけのおまけ」があります^^; 両方挿入ありの完全なリバエロなので大丈夫な方のみどうぞ。当然ただヤってるだけです→★
銀土派の方は、ここまでお読み下さりありがとうございました。