後編


ラブホテルの一室。全裸にされた銀時はベッドの上で仰向けに寝て、身体中を愛撫されていた。

上から始まり徐々に下へ…肝心な所には触れず更に下へ…銀時のモノは直接的な刺激を求めて
勃ち上がり、たらたらと蜜を零していた。

土方の舌が銀時の足の裏を這う。


「ぁ…ハッ、んんっ!…くすぐってぇ…」
「…じゃあ、こっちはどうだ?」


土方は銀時の足の指を口に含んだ。
舌が指と指の間を通ると、銀時の足がピクリと震える。


「んっ…ハァッ…」
「…よさそうだな。」


空いている手で土方がスッと内股を撫でた。


「あっ!…くぅっ…」


銀時は限界を感じ、土方へ懇願する。


「なっ…もう、後ろ…」
「その前にこっち…」


土方は持っていた足を下ろし、もう片方の足を軽く持ち上げてその指を咥えた。
銀時の身体の奥からじくじくと欲が生み出されていく。


「くっ…あぁ、土方…早くっ…な、かに…」
「我慢できねェか?」
「―っ!もう、ムリっ!…あぁっ!」


土方の指が銀時の中に挿入され、最も敏感な箇所を押し上げる。


「あっ、あっ、あっ、ああっ!」


指はすぐに増やされ、入口を広げながら前立腺を刺激する。
銀時のモノは次から次へと先走りを漏らしていた。


「…一回イクか?」
「んっ!イキた、い…」
「了解。」


土方は二本の指で前立腺を捏ね、もう一方の手で一物を扱いた。


「ああぁっ!!」


銀時のモノから勢いよく精液が飛び出した。



「ハァ、ハァ…」
「銀時…入れていいか?」
「んっ…来いよ…」

銀時は土方の背に腕を回して引き寄せ、
土方は銀時の腰を抱えてナカに自身の先端をゆっくり埋めていった。


「はっ…ぁ…あ…」


銀時の身体がふるふると痙攣し、一物が再び勃ち上がり始める。


「あっ…んんっ…ハァッ…」


土方のモノが全て収まりきる頃には、銀時のモノも完全に回復していた。


「動くぞ。」
「どーぞ…」


一度埋まったモノが半ばまで引き抜かれ、また埋められる。


「は、ぁ…あ、あんっ!」


指よりも格段に存在感のあるものが内部を行き来し、銀時は恍惚の表情を浮かべる。
銀時が感じているのが嬉しくて、土方はより激しく腰を打ち付けた。


「あぁっ!くっ…あぁっ!」


土方は銀時の一物に手を伸ばす。


「ああっ!だめっ!そこはっ…ああっ!!」


強すぎる刺激に銀時は頭を振るが、土方の手は止まらない。


「もっと感じてくれ…」
「ひあっ!やっ…ああっ!!」


溢れ出す先走りを潤滑剤にして、土方は銀時の一物を扱き続ける。


「もうダメっ…イクぅ!!」
「…一緒にイこうぜ。」


土方は自身も達するため、腰の動きを速くする。


「ひあぁっ!…だめっ…あっ、あっ、あっ…もうイクっ…ああぁっ!!」
「―っ!!」


銀時は再び精液を吐き出して達し、土方も銀時の中に精液を放った。

こうして恋人達のホワイトデーは過ぎていった。



*  *  *  *  *



おまけ〜その後の万事屋〜

「銀ちゃん、これ、トッシーからもらったアルか?」
「ああ。」
「すごいですね。こんな大きな…三倍返しどころじゃないですね。」
「ああ。」
「…一個だけ、食べてもいいアルか?」
「おー…二個でも三個でもいいぞ。」
「きゃっほ〜!!銀ちゃん太っ腹ネ!」
「あの…僕も一個だけいいですか?」
「いいぞー。」
「ありがとうございます!…うわぁ…こんな高級品が食べられるなんて夢みたい…」
「いっただきまーす!」
「いただきます。」
「………」
「………」
「銀ちゃん…」
「銀さん…」
「んー?どした?」
「これ…美味しいアルか?」
「なに言ってんだよ…。超高級品だぞ?」
「高いからって美味しいとは限らないネ。」
「…僕には、まだ早かったみたいです。」
「チョコポールの方が美味しいネ。」
「ったく、これだからガキはよー…(良かった…。この味が分からねェの、俺だけじゃなかった…)」



2011年ホワイトデー記念小説:良いものと好きなもの・完


(11.03.13)


土方さん可哀想ですね。原作でカニよりカニカマが好きだった銀さんなので、こういうこともあるかなと…^^; けれど銀さんは大人ですから、土方さんに

本当のことを言ったりしませんよ。子ども達にも口止めすると思いますし、イマイチ良さが分からないけれど糖分なので完食すると思います。

バレンタイン小説書いた時に「ホワイトデーは18禁!」みたいなことを言ったので、18禁にしたのですが…全くホワイトデー関係ありませんでした^^;

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

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