後編

宿に着いた俺は、シャワーもそこそこにアイツを押し倒した。…いや、俺、受けだからね?別に突っ込んじゃいねーよ?

まあ、とにかく、アイツを寝かせて帯解いて、下着も脱がせて手と口でご奉仕だ!

アイツは「お、おい、銀時…」とかって焦ってたけど、俺だって待ってる余裕なんてなかった。

俺の謙虚なヤツとは違って、アイツはかなり立派なモノを持ってる。それを早く育てて俺のナカに入れたかった。

 

完勃ちしたアイツのモノにローションを塗って、俺がその上に腰を下ろす。

慣らしてもいねーのにすんなり入った俺に、アイツは驚いてたけど、仕方ねーよ。

ここんとこ毎晩アイツのこと考えてた俺は、自分で後ろを弄っ…いや、何でもねェ。

入れてからはもう夢中で腰振って、アイツもそれに合わせて突き上げてくっから…すげーよかった。

 

で、今は小休止ってとこ。

俺がうつ伏せになってる横で、アイツが楽しそうに俺の天パを撫でたり指にくるくる巻きつけたりして遊んでる。

普段なら「天パが酷くなるから触んな!」とか言ってるとこだけど、今は頭ん中がフワフワしてっから放っておく。

 

 

「なあ、銀時…」

「んー?」

「お前、今日、何かあったのか?」

「何かってー?」

「いや…いつもと様子が違って…」

「ああ、あれね。…ちょっと思うとこがあったんだけどさー…何つーか、どーでもよくなった」

「どーでもいいって何だよ」

「だからー、こうして今お前とココにいるからいーかと…」

 

「銀時、お前…俺と別れたいのか?」

「はあ!?何言ってんのお前!」

「違うの、か?」

「そんなわけねーだろ!!何でそんな風に思うんだよ…」

「今日は…服が乱れてたり、機嫌が悪かったり…最初は俺の思い過ごしかとも考えたが、

さっき…やたらとすんなり入ったから…」

「だから?」

「だから…その、お前にもっといい相手が見つかって…その、俺と会う前に会ってたのかと…」

「ああ!?っざけんな!てめー…俺が浮気なんかするサイテー野郎に見えるっつーのか?」

「ち、違うならいいんだ。…だが、俺は、…その、お前に負担をかけてばっかで…だから、できるだけ、

お前がいいって言うまで待とうと…でも、そうすると我慢してた分暴走しちまって、またお前の身体に負担を…」

「もしかして、おめー…今まで誘ってこなかったのって…」

「最初に、お前を抱いた時…次の朝、お前、腰つらそうにしてたし…」

 

「ふっ…なんだ。そういうことかよ。…大丈夫だよ。俺、結構頑丈だから!」

「そうは言ってもよ…」

「下手に我慢されっと、余計に辛ェから…これからは遠慮なく言えよ!」

「そ、そうか?」

「ああ」

「じゃあ、早速…」

「うわっ!」

「さっきはヤられっぱなしだったからな…今度は俺がヤってやるよ」

「お、お手柔らかに…」

 

俺を仰向けに裏返した土方は、覆いかぶさりながらキスしてきた。

…そーいえば、今日はまだキスをしてなかったな。あっ、舌が入ってきた!

 

 

「んっ…ふっ…んんっ」

 

 

あー、コイツとするキスってなんでこんなに気持ちいいんだろ。

ぷにぷにした柔らかい唇ってわけでもねーのに…キスだけで頭がぼーっとなる。

あっ、離れてく…もっとキスしてくんねーかな…。

 

 

「んな、もの欲しそうな顔すんじゃねーよ」

 

 

そう言って土方は、チュッと触れるだけのキスをすると、俺の身体を触りだす。

アイツの手に撫でられてるだけで気持ちイイ。首筋とか腕とか、そんなところを撫でられるだけで充分イイ。

 

 

「んっ…は、あぁ……あっ!」

 

 

アイツの指が俺の乳首に触れた。な、んか…いつもより、すげー、感じ…。

片方を指で摘まんだり弾いたりしながら、もう片方を舌でぴちゃぴちゃ…はぁーすげェ。

もう、早く…シタ、触ってほしい…。

 

「あっ、あっ…はっ、んんうっ!ああ!…っあ!」

「すげーな…シタ、触ってもいねーのにカチカチじゃねーか」

「もっ…早く、触っ…て!」

「わかった、わかった」

「ああっ!」

 

アイツの手が俺のモノに触れた瞬間、電気が走るような衝撃が襲ってきた。

ちょっと擦られただけで出ちまいそうだ。…ヤバイ、マジでヤバイ!

 

 

「あっ…はあっ!ううっ…くっ、ああ!」

「おいおい、ホントすげーな。もう、べちょべちょじゃねェか」

「うあっ…!やっ…もうっ…イクっ……っ、ああっ!!」

 

 

ぐちゅぐちゅと音をたてて扱かれ、先端を軽く吸われただけで出ちまった。

イった余韻でボーっとしてる俺の脚を開いて、アイツの指がナカに…

 

「はうっ!待っ…、やっ、ああっ!ダ…メ、やあっ…!」

 

 

ヤバイヤバイヤバイヤバイ…今はヤバイ!前立腺はダメだって!感じすぎておかしくなるっ!!

待てっ、ダメだっつってんのに、アイツは指を増やしてさらに激しく…

 

 

「やあっ、も、もっ…ダ、メ…」

「おーおー、またイキそうじゃねーか。このままもう一回イっとくか?」

「…っ!!待っ…だ、め…やっ…あ、あ、あ、あ……っやあああ!!…えっ、ちょ…む、むり…うっわ、ああ!!」

 

 

指でまたイカされて放心状態の俺の脚を抱えて、アイツ自身が入ってきやがった!

も、もう、無理だって!頭パーンってなるぅ!!

 

 

「あうっっ!!やっ…あ、ううっ!」

「はっ…すっげー締め付け。こ、りゃ、もたね…な!」

「あっ…、んうっ!そ、そこ…ヤバ…」

「ん?ココか?」

「ああっ!ダメ…また…やあっ!!」

「い、いぜ…イケ、よ」

 

 

ラストスパートとばかりに土方の動きが激しくなる。もう俺は、何が何だか分かんなくなってた。

 

 

「やあっ!ああっ!…あううっ!…んんん、っあ、ああああ!」

「…っ、くっ、はっ…!」

 

 

 

 

 

俺も土方もハァハァと肩で息してる。いや…俺の方が疲れてる。

だから…後始末はアイツに任せてもう寝よう。寝かせねーとか思ってたけど…もう、無理。おやすみ、土方。

 

(09.08.19)

 

photo by 素材屋angelo

普段の小説は一人称で書く方が楽なのですが、さすがにエロは厳しかったです。何してるのか、よく分かりませんよね?すみません。ご想像にお任せします。最近銀土ばかりだったので土銀が書きたくなっただけの話です。

ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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