鬼の恋人


ピリリリリ…無機質なコール音が鳴り響く。ああ、今日も終わりか…
俺は起き上がって、脱がされかけた服を着直す。
一足先に起き上がったアイツはもう仕事の顔になっている。



アイツ―土方と付き合って三ヶ月。
滅多にないアイツの非番はたいてい緊急招集で強制終了だ。
おかげで会えば必ずラブホという爛れた恋愛してるワリに、未だ清い関係なんだよね、俺ら。



もうすぐ土方が電話を切る。そんで「悪ィ、仕事だ」っつってホテル代だけ置いてここを出る。
俺と仕事とどっちが大事?なんてことは考えない。だって俺、仕事してる姿に惚れたんだから。
だからそんなに申し訳なさそうな顔するなよ。



テロ現場で指揮を取るアイツは、とてもラブホから来たようには見えないんだろうな…
鬼の副長が甘い言葉を囁くのは俺にだけ。そんなことを考えて優越感に浸る。
こんな風に過ごすのも悪くないなんて…悔しいからアイツには絶対教えてやらないけどね。


(10.05.11)


デレ銀さんを書きたくなったんです。でもやっぱり最後はツンデレで^^。土←銀っぽいですが、土方さんもちゃんと銀さんのことが大好きです。

仕事とはいえ、二人でゆっくり過ごすことができないのを申し訳なく思っていますし、もっと銀さんといちゃいちゃしたいとも思っています。

本当はちゃんとした小説にする予定でしたが、土方さんが想われてる感じにイラッと来て超短文にまとめました(笑)。土方さんがいい思いをしてると何故か腹が立ちます^^;

前にも言いましたが、土銀の土方さんは不憫な方が萌えます(笑)。…土方さんのこと大好きなんですけどね。  ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 

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