襲い受け銀さん


「銀時ー、土産買って来たぞー…うおっ!」

十日間の出張を終えて手土産持参で万事屋を訪れた土方は、玄関の扉を開けた瞬間
銀時に担がれて和室へ投げ込まれた。
和室にはいつものように、薄い布団が敷かれたままである。

「何しやがる!つーか靴履いたままだぞ!」
「ああ…脱ぎたきゃ脱げば」
「オメーの布団だろーが!いいのか?土足のままで…」
「別にいいよ。どうせドロドロになるんだし…」
「お前何言って…お、おい!」

銀時は仰向けになっている土方の腹の上に跨ると、手慣れた手つきで首のスカーフを外した。

「おい待てって!銀時お前何して…」
「何って、恋人同士が布団の上でやることっつったら一つしかねェだろ」

しゃべりながらも銀時は土方の両手を頭上で纏め、先程外したスカーフで縛る。

「ちょっと待て!ヤるのは分かったが何で縛るんだよ!」
「抵抗されると面倒だから…」
「抵抗って…おまっ何するつもりだ!?」

何やら物騒なことをしでかしそうな銀時の様子に、土方は慌てふためく。
そんな土方に応えることなく、銀時は後ろを向いて土方のベルトを外し、前を開き一物を握り込む。

「銀時!待て!おい!…っ!!」


数回クニクニと一物を揉んでみたが、状況が飲み込めず行為に集中できない土方の一物は何の反応も見せない。
銀時は萎えたままの一物を根元までパクリと咥えた。
目の前で揺れる銀時の引き締まった下半身を見て、土方は次第に銀時の状態が分かってきた。


「ぎん、とき、お前…」
「んんっ!!あっ!待っ…くぅっ!!」


窮屈そうに服を押し上げていた銀時の股間を、土方は不自由な両手で軽く撫でる。
すると銀時のモノは服の中で弾けてしまったのだ。


「ハァ、ハァ……土方、てめー…」
「…何で俺が睨まれんだよ。来て早々押し倒されて縛られて…俺の方が酷いことされてるじゃねーか」
「ハァ…るせェ。俺の服、汚しやがって…」
「テメーが勝手に出したんだろ?…ったく、溜まってんならそう言えよな」
「誰のせいで溜まってると思ってんだよ!」
「あん?俺のせいだっつーのか?」
「ったりめーだ!オメーが十日間も出張なんか行くから!だから、俺はっ…」
「…悪かったよ。寂しい思いさせちまったんだな…」
「っるせ…誰もテメーの帰りなんか待ってねェよ」
「分かった、分かった…じゃあ続きするか?」
「……する」

銀時は土方の股間に再び顔を埋めた。

「おい、その前にコレほどけ」
「…らめ」

一物を咥えたまま銀時は返事をする。

「なんでだよっ!」
「おしおきらから」
「はあ?何でンなことされなきゃなんねェんだよ…」

身勝手な言い分(と土方には思える)に呆れながらも、久々なのは土方も同じで、一物はすぐに勃ち上がった。
銀時は一物から口を離すと、土方の上から下りて自分の服を脱いでいく。
一度達しているにも関わらず、銀時の下半身は膨らんだままである。

「なあ銀時…手ェほどいてくれよ」
「ダメだっつったろ?」
「だから何でだよ。俺ァおしおきなんてモンされる覚えはねーぞ」
「…十日も俺を放っておいたテメーが悪ィ」
「あのなァ…出張だったんだから仕方ねェだろ?」
「るせェ。だからこーして拘束エッチで許してやろうっつってるじゃん」
「いや、許してもらう意味が分かんねェ」
「俺を待たせた罰だから。お前は今日、銀さんの奴隷だから」
「ったくしょーがねェな…で、俺はこれからどうすればいいんだ?」

おしおきだの罰だの言っているが、要するに「会いたかった」ということなのだと分かり
土方は銀時の好きにさせてやろうと思った。

「とりあえず何もしなくていいよ。俺が勝手にヤるから」
「あーそうかよ」

衣服を全て脱いだ銀時はもう一度土方に跨る。
そして土方のモノの中程を持ち、自身の入口に宛てて一気に腰を下ろした。


「…あああっ!!」


土方のモノが最奥に届いた瞬間、銀時の先端から白濁液が飛び散った。
銀時は土方の胸に身体を預け、ぐったりとしている。


「ハァ、ハァ、ハァ…」
「……ところてん」
「るせェよ…あっ!待て!勝手に動くんじゃねェ!」


手首を括られたまま銀時の背に腕を通し、土方は腰を揺すり始めた。


「んなこと言われても待てるかよ。俺だって十日分溜まってんだ…」
「だって、あっ!まだ、イッた…ばっかで、ああっ!」
「いっぱいイケばいーじゃねェか」
「やあっ!あっ、あっ、ああっ!」


土方の上着にしがみつき、銀時は嬌声を上げる。
互いの身体に挟まれた銀時のモノが回復してきたのを感じ、土方は背に回している腕に力を込めた。
すると銀時のモノは更に強く二人の腹筋に挟まれる。


「やっ!こすれるっ…ああっ!」
「この方がイイだろ?」
「ああっ!やっ…だめっ!!」
「もう、この制服使いモンにならねェな…」


全裸になっている銀時とは異なり、土方は衣服を身に着けたままである。
銀時が放ったもので汚れ、再び先走りが漏れて制服に染みを作っていくが、土方も今更止まれなかった。
繋がっている箇所はもちろん、二人の腹筋の間からもぬちゃぬちゃと卑猥な水音が響いている。


「あぁっ!あっ…ああっ!」
「制服ドロドロにされた分、きっちり身体で払ってもらうからな」
「やめっ!あっ、あっ…あぁっ!」


土方が腰の動きを速めると、銀時は無意識のうちにナカのモノを締め付けていく。
二人の限界はすぐそこまで来ていた。


「もっ…だめ!イクぅ!!」
「イケよ…」
「あっ、あっ……っあああ!!」
「…くぅっ!!」


銀時は本日三度目の絶頂を迎え、土方も銀時のナカに欲望を吐き出した。


「ハァ、ハァ、ハァー………」
「おい銀時!…ったく、寝るなら腕ほどいてからにしろよな…」



心地よい疲労感で眠りに就いた銀時が、繋がったままの状態に我慢できなくなった土方によって
揺り起こされるのはこれから十分ほど経ってからのこと。


(10.03.04)


自分から襲っておいて最終的には土方さんに翻弄されちゃう銀さんが好きです^^ そして土方さんは押し倒されたり縛られたりするのが似合うと思います(笑)。

土方さんはドMなので(?)乗っかられても縛られても「何でだ?」と思うだけで嫌な気分にはなりません。むしろ普段より興奮してるくらいです(笑)。ドM×ドS萌え!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

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