注意書きは読んでいただけましたね?それではどうぞ。
土方さんの秘密を目撃した銀さんの末路
朝か…今日は非番だってのにいつもと同じ時間に目覚めちまったな。今日は何すっかな…顔洗ってメシ食って、
今日の仕事の指示を出したら万事屋にでも行ってみるか。いい加減アイツも帰って来てんだろ。
俺が洗面所に行くため起き上がると、部屋の隅で今しがた考えていた「アイツ」が丸まっていた。
「ぎん、とき…?」
何だ?何でコイツがここにいる?いつの間に忍び込んだんだ?ていうか、忍び込んだとしても
何で隅で寝てんだよ。しかも布団も何も掛けずに…いや、アイツの上に手ぬぐいが一枚乗っかってっけど
あんなんじゃ布団代わりになんねェだろ。
「おい、ぎんと…っ!」
ともかく銀時を起こして事情を聞こうと思いアイツに近寄ると、アイツの姿が普通でないことに気付いた。
黒の上下に白の着流しっつー服装はいつも通りだ。
何故かブーツを履いたままだが、それ以上におかしいのは頭だ。フワフワの天パの中にこれまたフワフワの
三角耳が二つ…髪をかき分けてみたら本来あるはずの耳はない。
頭の上の耳を軽く摘まんでみると温かくて、時折ピクピク動くことからしても作り物ではなさそうだ。
どういうことだ?何でコイツの頭に猫の耳みてーのが……ん?猫?そういやぁギンはどこ行ったんだ?
昨日の夜は確かにこの部屋にいて……まさか、コイツが?
いやナイ、それはナイ。いくらなんでも人間が猫になって、しかも一晩経ったら猫耳人間になるなんざ
ありえねェよ…。どうせあれだろ?ギンはコイツが忍び込んだ時にでも部屋から出たんだろ?
でも、コイツの上に乗っかってる手ぬぐいは昨日俺がギンに掛けたやつだよな…。
いや、だからそれはナイって。
「おい銀時、起きろ」
「んー?」
俺は銀時を揺り動かして起こした。色々想像してても埒が明かねェ。本人に聞くのが一番手っ取り早い。
「お前…何でここにいるんだ?」
「んんー?」
(あー、起こすんじゃねェよ。昨日はテメーのとんでもねェトコ見たせいでなかなか眠れなかったんだからよ…)
「あっ、おい、二度寝すんじゃねェ!起きろ!起きて説明しやがれ、銀時!」
「んん?」
(あれっ?今コイツ、銀時って呼ばなかったか?つーか俺戻ってねェ?)
「うおっ!」
銀時がカッと目を見開いたと思ったら急に起き上がって自分の体をペタペタ触ったり
手を閉じたり開いたりし始めた。
「お、おい、ぎんと…」
「うにゃー(やったー、戻ったー)!…に、にゃっ(あ、あれっ)?」
(身体が戻ったのに声が戻ってねェじゃねーかァァ!しかも何かケツがムズムズすんな…うおっ!
尻尾が生えてんじゃねーか!あれっ?頭の上に耳も生えてねェか?うおーっ、何だよ!
いい年こいて猫耳猫尻尾かよ!しかも猫語しかしゃべれねェし…中途半端に戻んじゃねーよォォォ!!)
ガッツポーズで鳴き声を上げたと思ったら、急に項垂れやがった。
そのまま自分のケツを触りだし、何とアイツは尻尾を取り出しやがった!
それから銀時は頭を抱えてにゃあにゃあ言っている…もしかして、しゃべれねェのか?
「おい、銀時!」
「にゃっ(うおっ)!」
俺が銀時の肩に手を置くと大袈裟なくらいビクッと反応した。
「お前、銀時だよな?」
「うにっ(うん)」
コクリと銀時が頷く。…やっぱり、しゃべれねェのか?
「しゃべれねェのか?」
「う、うにぃ(う、うん)…」
鳴き声とともに再びコクリと頷く銀時。
「とりあえず…靴を脱げ」
「あ、あにゃ(わ、悪ィ)…」
銀時は軽く謝って(たように俺には見えた)からブーツを脱いだ。…動作は普通にできるらしい。
ブーツを脱ぐと俺と向かい合って座る。何故かアイツはきちんと正座をしている。
頭の上の耳が寝ているところを見ると怯えてんのか?それともこんな姿になって落ち込んでんのか?
「で、ギン…昨日の猫は、お前なんだな?」
「うにっ(うん)」
やはりそうだったか…。こうなった理由とか戻るためにどうしたらいいかとか聞きてェけど
コイツは鳴くしかできねェしな…。…そうだ!体が普通に動くんだから筆談ができるじゃねーか!
俺は文机からメモ帳と筆を取り出して銀時に渡した。
アイツの表情が明るくなったところを見ると、アイツもこれで意思疎通ができると喜んでいるようだ。
それから俺はアイツに色々聞いて、アイツはその答えをメモ帳に書いていった。
猫の墓に立ちションしたせいで呪われて猫の姿になったこと(コイツは本当にアホだ)、
猫の言葉も人間の言葉も理解できること(でも自分は猫語しか話せないらしい)、
どうやって戻るのかは銀時にも分からないことなどが分かった。
「まあだいたいの事情は飲み込めた。猫の状態からそこまでなったんだから、近いうちに元に戻んだろ…」
「はにゃ(さぁ)?」
「ところでテメー…見たよな?昨日、俺がヌいてるとこ…」
「にぅっ…」
銀時は慌ててメモ帳に向かうと「テメーが勝手にヤったんじゃねーか」と殴り書きしたものを俺につき付けた。
瞳は俺のことを睨みつけているが頭の上の耳が寝ている…俺にビビってやがるな、コイツ。
「別に見られたことを怒ってるわけじゃねーよ。ただ…」
「にゃなっ(何だよ)!……ににっ(いてっ)!」
俺は銀時の手を引くと布団まで連れて行って押し倒した。
「昨日見たんなら分かんだろ?俺の状況がよ…」
「にっ(なっ)!」
「身体はだいたい元に戻ったんだ…相手してくれよな?」
「なにゃー(いやだー)!」
にゃあにゃあ暴れる銀時を抑えつけて、俺は口付けをした。するとすぐに銀時の身体から力が抜けていった。
「にゅっ!んふぅ…んんっ!」
(や、やばい…こんな恥ずかしい状況でアイツとヤりたくねェのに力が入らねー…。
俺だって昨日から我慢してて…でもこの姿じゃ…)
口付けで漸くその気になったのか、銀時が大人しくなったので服を脱がせていく。尻尾が生えているものの、
それ以外はいつも通りの身体だった。ちょっと撫でただけでビクビク反応する…感度もいつも通りだ。
いや、むしろいつもよりもいいんじゃねェか?もう完勃ちだしな。
俺はアイツの胸の突起に舌を這わせ、もう片方を指で捏ねた。
「にゃ、なぅ…なぁ…」
焦れたようにアイツの腰が揺れる。
「もう下、触ってほしいのか?」
「うにぃー」
目をトロンとさせて銀時は頷いた。俺は求められるままにアイツのモノを握って上下に扱く。
「にっ、にっ…なうっ!」
軽く扱いただけで銀時のモノからは先走りが漏れてくる。そうとう溜まってたのか?
「なうっ…なっ、にゃあっ!」
尿道口に指先を捻じ込むと全身を震わせて快感に浸る。このまま一度イカせた方がいいな…
そう判断した俺は銀時のモノをより強く、速く扱いていった。
「ににゃぁ!…なぅ、なぁぅ!」
「銀時…イッていいぞ」
「にゃうぅ!…にゃっ、にゃっ…なぁうっ!!」
ビクビクと腰を震わせて銀時は達した。猫耳猫尻尾猫語の銀時はいつも以上にエロい。俺ももう限界だ。
俺は銀時の出したモノを指に絡めると、後孔に一本挿入した。
「なっ…なうぅっ!」
銀時のナカは指一本でも感じるのか、俺の指をキュウキュウ締め付けてくる。
挿入した指の腹でイイ所を押してやると、一度出して萎えていたアイツのモノが復活してきた。
俺は指を二本に増やして、再びナカをかき混ぜた。
「なぁっ!にゃぁ…にゃああっ!!」
「銀時…もう、入れていいか?」
「うに、うにっ」
銀時は瞳を潤ませながらコクコクと頷く。アイツのモノは完全復活を遂げている。
俺は銀時のナカから指を抜くと、腰を抱え上げて俺のモノを一気に挿入した。
「なにゃあっ!」
「はっ…すげぇ…。動くぞ…」
「うにっ……なあぅっ!」
銀時が頷いたのを確認してから俺は律動を開始した。
「にゃっ、なっ…なうぅ!」
俺の先端で前立腺を擦りながら奥を突いてやると、ナカがキュルッと絡みつく気がする。
それが心地好くて、俺は何度も何度もアイツの奥と前立腺を突いた。
「なうっ、なうっ…なあぅんっ!」
「銀時…イキそうか?」
「うにっ!……なうぅっ!!」
限界を訴える銀時のモノを握って激しく扱いてやる。…俺も既に限界だ。俺は律動を速くした。
「なうぅっ!にゃっ、にゃっ……っなああう!!」
「うっ…くぅっ…」
銀時のモノが俺の手の中で弾けるのとほぼ同時に、俺は銀時のナカに吐精した。
疲れ果てたのか、銀時はそのまま意識を失うように眠ってしまった。
俺は銀時に布団を掛けるとティッシュで手を拭って着流しを着た。
それから銀時の身体を拭くために湯を汲んで来ようと、洗面器を持って部屋の襖を開けた。そこには…
「あっ…」
「ふ、副長…あの、その…覗くつもりは…。ただ…朝食にいらっしゃらないので、その…」
「屯所に恋人連れ込んで朝っぱらから猫プレイするなんざ副長失格でさァ…切腹しやがれ土方コノヤロー」
総悟とその他数名の平隊士がいた。すっかり忘れていたがここは屯所で今は朝だった。
隊士達(総悟は除く)が「すみません。何も見てません。たまたま通りがかっただけです」などと謝っているが、
今日のことは明らかに俺が悪い。
すまなかった―俺はその場にいた全員に詫びを入れて洗面台へ向かった。
(09.11.09)
単行本31巻の巻末に猫銀さんが載っていて再び猫銀萌えが暴走しました(笑)。でも完全に捏造です。すみません。でも、「なう」鳴きがいっぱい書けて楽しかったです。
それから、久しぶりに土銀エロ書いた気がします。前回書いた18禁は銀さんの一人エッチだったし…。 ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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