土方と付き合うようになって、どんぐらい経ったかなんて忘れちまったけど…
もうかなりの時間を一緒に過ごしてきた。身体を重ねたのも数知れず。
そう、俺と土方は何度も何度も何度も何度も何度もヤったんだ。
お互いいい歳した大人だし、それ自体は問題じゃねェ。ただ、そのせいで俺は…
土方さんなしではダメな銀さん
「はぁ、はぁ…」
深夜の万事屋。新八は自宅に帰り、神楽も定春も寝静まった頃、和室からは荒い息遣いが聞こえてくる。
その部屋では銀時が布団をかぶり横向きに寝て、自分自身を慰めていた。
寝巻の下を脱ぎ、下着の前を少しだけずらして一物を取り出し、上下に扱いていく。
(土方と一週間会ってないだけで、こんなに我慢できなくなるなんてな…)
竿を上下に扱きながら先端の穴に指先を捻じ込むと、全身がビクリと震えて一物からはドロリと先走りが
零れてくる。
(アイツが出張から戻るまであと三日か…)
徐々に扱くスピードを上げていくと、銀時のモノはすぐに弾けた。
だが身体の火照りは治まるどころかますます激しくなってくる。
(や、やばい…これだけじゃ足りねェ。後ろにほしい。めちゃくちゃに掻き回されたいっ…。
くそっ、こうなったのはアイツのせいだ…)
銀時は完全に下着を脱ぎ、先程出したものを指に絡めると、前から手を伸ばして後孔に触れた。
「んっ!」
思わず声が漏れそうになり、歯を食いしばる。
銀時はそっと指を一本挿入した。
(はぁー、一本くらい何の抵抗もなく入るようになったよな…つーか、一本なんかじゃ足りねェ…)
指を一旦引き抜くと、今度は二本まとめて挿入する。
「んっ、んっ、んっ…」
二本の指がスムーズに出し入れできるようになったら、ナカで指を曲げて快楽点を刺激する。
(あー、やっぱココ触んのが一番気持ちいい…頭ん中がボーッとしてきて、何も考えられなくなる)
指を更にもう一本増やして激しく前立腺を擦ると、触れていない前から泊濁液が飛び散った。しかし…
(うわぁ…何だよこれ…まだ足りねェじゃねーか。これ以上どうしろって……アレ、使うしかねーか)
銀時は枕元に置いてあったティシュで手を拭うと、のろのろと立ち上がり箪笥に向かった。
(まさか晴太からもらったコレを、自分で使うとはな…)
箪笥の引き出しの奥から取り出したのは、男性器を模した張り型である。日頃の礼にと以前、晴太から
もらったものの使い道がなく、かといって捨てることもできず、箪笥の肥やしになっていた。
銀時はその張り型にコンドームをかぶせると、布団に戻り、ローションを塗って自身に挿入した。
「んんっ!」
ズプリと奥まで挿入すると、脳天まで痺れるような快感が走った。銀時は夢中になって張り型を出し入れした。
(ああ…すげェいい…。でも、ちょっと小せェな…土方のは、もっとデカいからな…)
会えない恋人との交わりを思い描きながら、銀時は激しく張り型を動かす。
(奥も…結構イイんだよな…)
出し入れの途中で前立腺を擦りながら奥を突くと、三度銀時のモノは弾けた。
銀時は張り型を引き抜くとそのままゴロリと仰向けになった。
(あー…やっと熱が引いたな。…でもまだ何となく物足りねェ。あれだ…ナカが空だからだ…。
ナカ出しされねェと不満とか…もう、俺おかしいだろ…。アイツなしじゃ生きられない身体ってやつじゃね?
はぁー、土方…早く、帰ってこねェかな…。会いてェよ…)
恋人の仕事が早く終わることを願いながら銀時は眠りについた。
(09.11.04)
土方さんを思って自慰をする銀さんが書きたかったんです。この後、出張から帰ってきた土方さんは銀さんに押し倒されるんだ、きっと(笑)。襲い受けな銀さんもいいですね。
襲われ攻め(そんな言葉はない)な土方さんもいいです。攻めはヘタレなくらいがちょうどいいと思います。 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
追記:続き書きました→★
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