おまけ
「土方…本当にいいの?」
「いいから、早く脱げ」
ホテルに着き交代でシャワーを浴び終えると、銀時はベッドの縁に座り、土方はその前にしゃがんだ。
銀時のモノを舐めると宣言した土方は、煮え切らない態度の銀時に脱ぐよう促す。
「あの…無理しなくていいよ。俺、今まで通りの土方で満足してるから」
「そんなんじゃねェよ。俺だって…オメーを喜ばせたいと思ってんだ」
「えへへ…。じゃあ、お願いしまっす」
銀時は嬉しそうに下着を脱いで、着ていたホテル備付けの浴衣の前を開ける。
土方はふぅっと深呼吸してから片手でそっと一物を包み、根元からゆっくり舌を這わせていく。
(うっわぁ…マジで土方が俺のを舐めてる。やべェ…めちゃくちゃ興奮する)
あっという間に銀時のモノは完勃ちする。
土方が先端の窪みをチロチロと舐めると先走りが滲んでくる。
(ヤバイ!すぐイッちまいそう…。あー、先走り全部舐めてくれてるよ…。マジ感動!)
先端から竿を伝っていく体液を、土方は丁寧に舐めとっていく。
自身に舌を這わせる土方の表情を、銀時はじっと見つめていた。
(マジでイキそうなんだけど、どーしよう…。ていうか、土方はいつまで舐めてくれるつもりなんだ?
もしかして俺がイクまで?えっ、精液まで舐めてっつーか、飲んでくれんの?…それは無理か)
土方が動きを止めたと思った次の瞬間、土方は大きく口を開けて銀時のモノを咥え込んだ。
(わわわっ…マジで?土方が咥えて…これ、夢じゃないよね!?そんなチュウチュウ吸われたら…
えっ、出していいの?ていうか、我慢できねェ!)
「土方っ、出そう…」
銀時の言葉を聞き、土方の身体がビクリと反応したが、土方は口を離さない。
むしろ、今まで根元を支えているだけだった手を動かして射精を促すような動きを見せる。
(えええー…ちょっ、なに?マジで!?俺、出るって言ったよね?土方ちゃんと聞こえてたよね?
なのに激しくするって…お口の中に出していいってことだよねェェェ!)
「ひじかた…もっ、でるっ…うっ、くぅっ!!」
銀時は土方の口内に吐精した。土方は銀時のモノから離れ、口元を押さえている。
「んーっ、んーっ!」
「ひっ土方!吐き出していいから!ねっ!」
「んんーっ!」
口元を押さえて涙目になりながらも土方は首を横に振る。
「ちょっ、無理しなくていいから!ほら、ティッシュ!」
「んんーっ!………ハァッ!!」
「…えっ?マジ、で…?」
口を開けて呼吸をし始めた土方を見て、銀時は口内のモノを飲み込んだのだと悟った。
慣れないことをしたせいか、土方は未だにゲホゲホと咳き込んでいる。
「土方、水飲みな。ほら!」
「んっ………ハァー」
銀時は室内の冷蔵庫から水のボトルを取り出して土方に渡し、土方はそれを一気に流し込んだ。
「ったく、初めてなのに無茶しすぎだ…」
「テメーは、いつも、飲んでるじゃねーか…」
「だって土方のはおいしいもん」
「……おっオメーのだって、その…」
「無理しなくていいから。俺のために頑張ってくれただけで充分だよ」
「…すまねェ」
「謝ることないって。それに俺、されるよりする方が好きだから。…つーことで、いっぱい触らせて下さい!」
「わ、分かった…」
真っ赤になった土方を、銀時は優しくベッドまで誘導する。
当初の予定通り、恋人達は朝まで一緒に過ごすのであった。
(10.03.06)
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