※注意書きにもあるように、銀さんが攻められてるような記述がありますが銀土です
中編
「最初に確認しておくが…ぎん、ガキがどうやってできるか知ってるのか?」
「あれっ?またこの質問?もしかして、せっくすってコレ使うの?」
銀時は自分の股間を指差した。
「そ、そうだ…」
「やっぱり?トシもコレの使い道、知ってたんだな」
「トシもって…他のヤツにも聞いたことあんのか?」
「新八と神楽も知ってるっぽいのに教えてくんないんだよ。『まだ早い』とか言ってよー」
「そ、そうなのか…」
「アイツら教科書みたいなの買ってきて授業すんだぜ?俺はコレの使い道を知りてェだけなのに…」
「どんな授業なんだ?」
「最近やったのは第二次性徴?とかいうやつ。十代前半くらいから徐々に男と女の体に違いが出てきて…とか。
そんなの、見れば分かるっつーの。…あっ、でも生理とかいうのは知らなかったな。トシは知ってる?」
「あ、ああ…」
「知ってるのかー。さすがだな。それが来ると子どもが産める体になったって証拠なんだろ?」
「そうだぞ」
「でも新八の話聞いてもいまいち分かんねェから神楽に『生理来た?』って聞いたら思いっきり殴られた」
「お前それ…他の女にも聞いちゃダメだぞ」
「えっ、そうなの?何で?」
「何でって……そういうことは、旦那になるヤツだけが知ってればいいんだよ」
「そうだったのかァ」
ここまで来て土方は、新八達が銀時に「近付き過ぎると子どもができる」と言ったのは冗談などではなく
何も知らない銀時に間違いを起こさせないためだったのだと気付く。
「それで…その生理は女にしか来ねェ。だから男同士じゃ子どもはできねェんだ…分かるか?」
「あっそうかァ…なるほどな。で、せっくすってのは何?」
「本来は子どもを作るための行為だが、愛情表現としてすることもある」
「…キス、みたいな感じ?」
「そうだな…キスよりもっと重くて深い意味があるんだ」
「重くて深い?」
「一番好きなヤツとだけできるってことだ」
「…それって結婚したいくらい好きってこと?」
「まあ、そうだな…」
「じゃあトシが俺とせっくすしたいってことは、俺のことすっげぇ好きってこと?」
「あ、ああ…」
「へへへ、嬉しいな…俺もトシのことすっげェ好き!」
「お、おう…」
無邪気に微笑んで好きだと言われ、土方の顔は真っ赤になった。
「じゃあ俺、トシとせっくすしたい!どうするんだ?」
「えっと…ぎんは勃った経験はあるのか?」
「へっ?そりゃあ今は座ってるけど、いつも立って歩いてるよ」
「その立つじゃなくて…ソコが勃ったことはあるのか?」
「えっ、コレ立つの!?こんなぷらぷらしてんのに!?」
「お、おう…」
「トシのは立ったことあんの?」
「あ、あるぞ」
「すっげぇ!どうしたら立つんだ?」
「それは、触ったりとか…」
「触る?厠とか風呂とかで触ったことはあるぞ。でも立ったことない…俺、おかしいのか?」
不安げに見つめられ、土方は慌てて訂正する。
「おかしくねェ!ちょっと触ったくらいじゃ勃たねェもんなんだ」
「じゃあトシはいっぱい触ったから立ったのか?」
「うっ…そ、そうだ」
「そうかァ…いっぱい触ると立つのかァ」
銀時にそのつもりはないと頭で分かっているつもりだが、それでも土方は辱められているような気分だった。
そして銀時の純粋な知識欲は、更に土方を辱めていく。
「どのくらい触ったら立つの?」
「そっそれは…」
「俺、トシのが立つとこ見てみたい!」
「はぁ!?」
「ねぇ見せて!…ダメ?」
「ダメ…では、ないけど、その…」
いくらなんでも銀時の目の前で自慰行為に近いことをすることはできない。
土方は必死に代替案を考えた。
「お、俺が、お前のを勃たせてやる、から…」
「えっ!…それって、トシが俺のを触るってこと?」
「ああ…」
「新八達に、トシにもココは見せるなって言われてんだけど…」
「…それはお前がソコの使い方を知らねェからだろ?」
「た、多分」
「俺が教えてやる。ていうかメガネ達には無理だ」
「そうなのか?」
「ああ。こういうことをすんのは恋人の役目だからな」
「そうなんだ…。じゃあ、お願いします」
「おう」
銀時は意を決したように下着を脱いだ。
* * * * *
ホテルのベッドの上。銀時は浴衣を羽織ったまま下着だけ脱ぎ、脚を崩して土方の正面に座る。
「なんか…すっげェ恥ずかしい」
「ぎん…俺に任せろ。ちゃんと気持よくしてやるからな」
「コレが立つと気持ちいいのか?」
「ああ」
土方は銀時のモノを右手で握ると、ゆっくり上下に動かした。
「んっ…」
「ぎん、どうだ?」
「どうって…んっ、なんか、変な感じ…」
「変なって?」
「ドキドキして、んっ…ゾクゾクして、ビクビクする…」
「…俺の手で感じてくれてんだな」
「感じる?」
「気持ちよくなってるってことだ」
「これって、はぁ…きもち、いいの?」
「そうだ。…ほら、ぎんの勃ってきたぞ」
「えっ…」
銀時が視線を落とすと、常より嵩を増した自身が目に入る。
「トシ、俺の腫れてる!」
「違ェよ…。感じるとデカくなって硬くなるんだ」
「そう、なのか…あっ、んんっ…」
土方が右手の動きを速めると、銀時は感じ入った声を上げる。
「ぎん…気持ちイイか?」
「分かん、ないっ、あっ!」
「…ここか?」
「ああっ!」
右手で幹を扱いたまま空いている左手で先端の窪みを刺激すると、透明な液が滲み出て来た。
「お、俺、漏らし…」
「小便じゃねェよ。気持ちイイと出てくるんだよ…」
「あっ、うっ…」
「ぎんの…勃ってんの、分かるか?」
土方は一物から手を離した。
銀時のモノは支えが要らぬほどに勃ち上がり、幾筋もの血管が浮かび上がっている。
「う、わ…何だコレ。いつもと、全然違う…」
「これが勃つってことだ。…正確には勃起っていうんだけどな」
「あの、トシ…なんか、ソワソワするんだけど…」
「…この状態じゃ辛ェよな?続き、するか…」
「続き?えっ、ああっ!!」
再び土方の手が一物に伸び、先走りのぬめりを借りて激しく上下に動き出す。
「トシ、トシっ…もう、ダメっ!」
「…イキそうか?」
「い、く…?」
「出そうなんだろ?いいぜ、出せよ…」
「あっ、ダメっ…トシっ、離し…あっ、んんっ……ああっ!!」
土方の両肩に手を付き、背を丸め、全身をビクビク震わせながら、銀時は初めての射精を経験した。
「ハァ、ハァ、ハァ…」
「お疲れさん。…今のがイクってことだ。そんで、出てきたのがコレな」
土方は白濁に塗れた掌を銀時の前に差し出す。
「なにこのヌルヌル…」
「精液だ」
「俺のチ○コから出たのか?」
「ああ…。こん中に、目には見えねェけど精子っつー子種がいっぱいいるんだ」
「こだね?」
「ガキの元みてェなもんだな」
「えぇっ!?俺って男なのに子どもが産めんのかァ!?」
「産めねェよ…。男のコレが女の腹ん中入って、卵子と結び付くと赤ん坊になるんだ」
「腹ん中入るって…それ、食うのか?」
「そうじゃなくて、女の体は子どもを作るための穴が開いてて、そこに勃ったモン突っ込むんだよ」
「穴って…どこに開いてんだ?」
「…この辺」
「ひゃあ!」
肛門の上部を突かれ、銀時は驚きの悲鳴を上げる。
「こんな所に穴が開いてんのか…」
「そうだ…。あっ、だからってチャイナとかに見せろなんて言うんじゃねーぞ?」
「えっ、ダメなの?」
「当たり前だろーが!お前は誰にでも股間を見せんのか?」
「そんなワケねェだろ!風呂以外では今日、トシに見せたのが初めてだ!」
「だろ?だったらチャイナだって同じだ…」
「それもそうか。あーあ、どんな風に開いてんのか見たかったなァ…」
「…ガキ共が買ったっつー教科書に図か何かが載ってると思うぞ」
「マジで?じゃあ帰ったら見てみようっと」
「ああそうしろ…」
自分で説明したこととはいえ、銀時が女性の体に興味を示したことを土方は面白くないと感じていた。
そんな土方に気付かず、銀時は本日教わったことを頭の中で反芻している。そこであることを思い出した。
「ねぇトシ、ところでせっくすって何なの?」
「ああ…さっき言った子ども作る穴にソレを入れることだ」
土方は顎で銀時の一物を指し示す。
「なるほどな…。それが小便以外の使い道ってやつだったのか」
「ああ」
「…あれっ?じゃあ、俺はトシとせっくすできないのか?」
「できるぞ」
「えっ?…もしかしてトシは穴が開いてんのか?」
「そうじゃねェけど…男同士だってできんだよ」
「ト、トシ?」
無言で自分の下着を脱いだ土方の目は据わっていた。
(10.02.11)
女なんかに負けねェ!byトシ といったところでしょうか(笑)続きももちろん18禁です。直接飛びます→★