ここから先、15歳未満の方は閲覧禁止です。

15歳以上の方はスクロールしてお進みください。

 

 

 

 

 

     ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中編


さ:話って何かしら、エム方?
土:…まず、俺はエム方じゃねェ。土方だ
さ:そんなのどっちだっていいわよ。銀さん以外の男に興味はないんだから…で、話って何なの?
土:アンタが誰を好きになろうが、どうやって想いを伝えようがアンタの自由だ
さ:…分かってるじゃない
土:だがそれは俺にも言えることだ
さ:…何が言いたいの?
土:俺は銀時と別れる気もねェし、アンタに始末される気もねェ
さ:なるほど…。私が銀さんとアナタの仲を引き裂こうとするのは自由だけど、負けるつもりはないと言いたいのね?
土:ああ…

さ:それなら私だって負けるつもりはないわ。銀さんに相応しいのは私よ!だってアナタより私の方がMだもの!
土:………
さ:確かにアナタだってMよ?それは認めてあげる。でもね、私だってMなんだから!いいえ、ドMなんだからっ!
土:…俺はMじゃねェよ
さ:何言ってるのよ、エム方のくせに!
土:だからエム方じゃなくて土方だって言ってんだろーが!
さ:本名なんてどうでもいいのよ。要するにアナタはMだけど、私はもっとMだって言いたいのよ!
土:アンタがMなのは分かった。でも俺はMじゃねェよ
さ:しらばっくれてもダメよ。私見たんだからね
土:何をだよ…
さ:アナタが銀さんに苛められて悦んでるところに決まってるじゃない!
土:いつの話だ!?俺がいつアイツに苛められた?そしていつ悦んだんだよ!
さ:例えば、そうねぇ…

土:おい、その懐から取り出したノートはもしかして…
さ:愛しの銀さん観察日記よ
土:やっぱりか!…ってことは、お前が見たのって…
さ:△月○日、アナタは銀さんに手錠と帯で拘束してもらった挙句、言葉責めでイッたわ
土:ちょっ…
さ:さらに△月□日、銀さんの考案した「デキてない設定エッチ」においてアナタは銀さんに犯されながらノリノリで…
土:やめろォォォ!!分かった!もういい!頼むからやめてくれ!
さ:じゃあ自分がMだと認めるのね?
土:何でもいいからとりあえずノートはしまってくれ…
さ:分かったわ。じゃあMだと認めたところで…私もアナタに話があるのよ
土:…何だよ

さ:アナタ、鬼の副長をやめなさい
土:………はぁ?
さ:だから鬼の副長をやめなさいと言ったのよ。アナタはMなのに、鬼の副長なんていうSっぽい肩書ずるいじゃない
土:ずるいって何だよ…
さ:ギャップルールよ!不良がちょっと優しくしただけで普通の優しい人よりも優しく見えるもんでしょ?
 鬼の副長なんていうSっぽい肩書を持ちながら実はMだったなんて、普通のMよりもMに見えるじゃないの!
土:普通のMって何だよ…。それに…鬼の副長ってのは他のヤツらが勝手にそう呼んでるだけで、俺の肩書じゃねェよ
さ:あら、そうなの?じゃあとりあえず副長だけでもやめなさい
土:誰がやめるかァァァ!!だいたい…鬼の副長から副長を取ったらただの鬼だぞ?
 アンタの考え方で言うと、更にSっぽくなるんじゃねェのか?
さ:それもそうね…。でもギャップルールはずるいわよ!私の方がMでは勝ってるはずなのにギャップルールのせいで
 銀さんにはアナタの方がMに見えてるのよ!だから私に振り向いてくれないんだわ!

土:思ったんだが…アンタの「始末屋」って肩書はSっぽくないのか?
さ:そ、そういえばそうね!じゃあ何で銀さんは振り向いてくれないのかしら?
土:だからどっちがMかとかそういう問題じゃなくてだな…
さ:そうだわ!最初に銀さんと会った時、始末屋ってことを隠してたから、ただの忍者として出会ったのよ!
 それが問題だったんだわ!忍者なんて「耐え忍ぶ」感じが完璧にMっぽいもの!逆ギャップルールだわ!
土:アンタ…全ての忍者を敵に回すつもりか?
さ:そうだったのね…。忍者というMっぽい職業の私がいくらドMでも何の驚きもないわね!
土:…俺の話聞いてる?だからMとかSとかそういう問題じゃなくて…
さ:確かに、銀さんは私のことを忍者だと思ってるわね…
土:思ってるっつーか…アンタ忍者なんだろ?

さ:違うわよ!これからは始末屋であることを前面に出していくことにするわ!
 そうして銀さんの中で「私=始末屋」というイメージが定着した時、私にもギャップルールが適用されるのよ!
土:いや、それは違うと…
さ:ありがとうエム方!敵なのになんて親切な人なのかしら!…まあ、優しい男には興味無いけど。
 でもアナタのおかげで私にもSっぽい肩書があるって分かったし、今日のところは見逃してあげるわ
土:見逃すも何も、ここは俺の部屋でアンタが不法侵入…
さ:さあっ、私の気が変わらないうちに行きなさい
土:まあ、銀時と約束してるから行くけどよ…お前も帰れよ?
さ:分かってるわよ。それじゃあ、さようならエム方!
土:だからエム方じゃねェって……もう見えなくなっちまった。まあ、いいか…とりあえず銀時に電話しよう


(09.12.10)


 △月○日と△月□日の出来事は過去の銀土小説に出てくるものです。後編で漸く銀土小説っぽくなります。18禁です