こちらも、WJ50号、第二百八十四訓のネタばれを含みます。

 

結婚するって本当ですか?(銀さん視点)

 

 

おかしい!明らかに避けられてる。

街で偶然見かけてもコッチが話す前に「急いでる」と言って走り去っていく。電話を掛けても出ない。

確かに土方の仕事は大変だけど…それでもこんなコト今までなかった。俺、何かしたか?

 

 

理由は案外簡単に分かった。沖田くんに会えたからだ。沖田くんは俺が結野アナに求婚したとか言っていた。

詳しく聞くと俺が結野アナのお兄さんを「義兄上」とか呼んでたことを言っているらしい。

沖田くんが何でソレを知ってるのかは分からねェが、沖田くんが知ってるということは恐らく土方も知っている。

 

 

土方はそれを知って俺が本気で結野アナと結婚したがってると思い、次に会ったら別れ話をされるとか考えてるんだ。

真選組の連中に俺たちの関係を秘密にしてたのがマズかったか…まあ、沖田くんなら知ってても土方に伝えそうだけどな。

とにかく、土方が俺を避けてる理由は分かって良かった。

 

 

俺は屯所に走った。

土方に会ったらありとあらゆるテクで俺の愛を分からせて…いや、その前に一生一緒にいてくれって言ってみよう。

 

(09.12.05)


陰陽師ネタでちょっとシリアスな話を書きたかったのですが、普通の小説にすると土方さんが一人でとことん落ちこんでいって可哀想過ぎるので超短文でまとめました。

土方さんの返事はもちろん…ご想像にお任せします(笑)。 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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