★注意★ここを読むと土方さん視点の純愛(?)路線が台無しになります。無理だと思われる方は、読まなくても大丈夫です。
ここのまま後編へお進みください。仕方ないから読んでやるよ!という方はどうぞ↓
初デートの2人が初エッチに至るまで・前編(銀時視点)
今夜、ついに俺たちは一つになる!俺と土方が付き合って約一ヶ月。
この間、アイツの仕事とか、真選組のヤロー共の邪魔とか色々あってロクに会えなかったが、漸く今日、初デートと称して
ウチに連れ込むことに成功した。…連れ込むっつっても、土方が来てくれたんだけどね。
今日を選んだのは、明日が土方の非番だから。アイツだっていい大人なんだ。
付き合ってる二人が泊まるっつったらどういうコトか分かってるだろう。そう、このまま初エッチに傾れ込もうと思ってる!
アイツ、女の扱いには慣れてるようだが、男は初めてだと思う。かくいう俺も何となく知識があるくらいだった。
…そう、「だった」。アイツと付き合うってなってから、俺は男同士のアレコレを色々調べた。ゲイ雑誌を見たり
ねっと茶屋に行って調べたり、その手のビデオを借りてきたり…好きでもねー野郎の裸を見続けるのは
ハッキリ言ってきつかったが、そのおかげで基本的なことは分かった。
分かったらあとは必要な物(とりあえずローションとコンドームな)を買って、それからはイメージトレーニングで充分だ。
頭の中で土方をどう抱くかシュミレーションする。シュミレーションつーか…つまり、アレだ。妄想をオカズに…な?分かんだろ?
いやー、野郎の裸なんか見ても勃つわけねーとか思ってたけど、やっぱ好きなヤツは別だな!
どんなに「資料」を見ても反応しなかった俺の分身が、アイツの裸を想像しただけで「いつもの謙虚さはどこいった?」って感じだ。
仕方ねーだろ!せっかく付き合ったってのにロクに会えねーんだ。そしたら脳内補完するしかねーだろ!
そういやあ、俺が上って決まったワケじゃねェけど…多分、アイツはこういうことに積極的なタイプじゃねーから大丈夫だろ。
俺が抱きたいっつったら抱かせてくれると思う!そもそもアイツが色んな手順踏んでまで俺に突っ込みたいとか思わねーだろうし。
で、アイツを泊めることに成功した俺は、洗い立ての寝巻きと買っておいた下着を渡して、アイツを一人で風呂に入れた。
一緒に入っても良かったんだが…やたらと緊張してるアイツを見てたら、股間が反応しそうだったからな。
その間に俺は和室に布団を敷いておく。布団一組に枕二つってのも捨てがたかったが
それなりにガタイのいい男二人で寝るには狭いから、二組の布団を並べて敷いた。
この時、これからのことを想像して既に股間がヤバイことになっていた。
俺の寝巻きを着てる土方を見たら更にヤバくなった。俺(の服)に包まれてる土方…風呂上りの火照った肌がエロい!
顔が真っ赤なのは風呂のせいだけじゃないよな?あー、可愛いなー。
今すぐ押し倒したいのを我慢して、アイツに麦茶を出してやる。
「おっ、出たな?麦茶用意しといたぜ」
「あ、ああ」
「じゃ、俺も入ってくるからテキトーに寛いでてよ。テレビ見ててもいいし、その辺のジャンプ読んでてもいーぜ」
「あ、ああ」
あー、やべーよ。アイツ可愛すぎるよ。緊張しすぎて俺の声、ほとんど聞こえてねーんじゃねェの?
もう我慢できねェ!…風呂場で一発抜いておくか。
色んな意味でスッキリして風呂から出ると、アイツは不自然なくらい姿勢正しくソファに座っていた。
テレビは付いてるが、見てる様子はない。体がカチコチになってるのが手に取るように分かる。
「あっ、テレビ見てたんだー。…そうか、おめーマガジン派だったな?悪ィ、悪ィ」
「あ、ああ」
自分の麦茶を持って土方の隣に座ると、アイツの身体がビクッと震えた。
本当に勘弁してほしい…こんな可愛い反応されっと、いじめたくなんだろ?
…いかんいかん。今日は初夜なんだから、優しく抱いてやらねーとな。
晴太の店でもらったモノを使うのはもうちょっと後だ。とりあえず今夜はそういうの、ナシ。
「土方…」
土方の腰に腕を回して耳元で囁くと、またビクッと震えた。
「これから…お前を抱きたい。いいか?」
「あ、ああ」
この状況でダメだなんて言えないことは分かってるし、そもそも土方は「あ、ああ」しか言葉を発せてねーけど
合意の上での行為にしたくて土方に聞いた。土方の口からOKをもらっとけば、途中で「やっぱダメ」とは言いにくいだろ?
抱きしめると土方から少し力が抜けたので、そのまま二人で和室に入っていった。
(09.08.21)
photo by スマイルライン
なんか…すいません。初々しい土方さんに比べて銀さんってば…(^^;) 土方さん「あ、ああ」しか言ってないですね。後編は18歳以上の方のみです。よろしければどうぞ→後編