7月21日記念作品〜銀時受け編〜


お盆期間限定の温泉宿手伝い。仕事は忙しいが三食付きなのはありがたい。明日は朝メシの仕度を
手伝ってほしいからと今夜は早々に上がれた。露天風呂で労働の疲れを癒し、缶ビールを一杯。
町の明かりも届かぬ山の中の温泉宿。歓楽街も麓まで下りないとないから早めに就寝。

「…………」

眠れない。というか、眠くない。夜の町の生活に慣れちまった俺にはまだまだ寝る時間じゃない。
だが明日は早いから寝なくてはいけない。
こうなったら一発ヌいてスッキリして寝よう。

新八と神楽が寝入ったのを見届けてから俺は布団の中でパンツを脱いだ。

「ハァ……」

そういやアイツ、俺と十日も会えなくてムラムラしてたりしねェのかな……
まあ、俺も絶賛ムラムラ中だけど。
つーか、俺がいないのをいいことに綺麗なねーちゃんとよろしくやってんじゃねェだろーな。
帰ったら速攻チェックしてやる。銀さんの股間センサーなめんなよ。いつもと違うことがあれば
すぐ分かるんだからな。

股間っつーか、尻穴センサーだけどね。

「ん……」

手を前から回してケツの穴に中指と薬指を入れる。もうここに、何百回アイツのチンコを咥え込ん
だか分からねェ……もしかしたら四桁いってる?
飽きもせずよく続いてるもんだ、ってのはお互い様だな。

「ん、んっ……」

前立腺を押しながら勝手に漏れる声を押し殺す。いつからチンコ無視してこっちでオナるように
なったんだっけ……とにかく気持ちが良くて仕方がない。

でも物足りない。

もっと奥までぶっといので突いて欲しい。
一番気持ちいいのは前立腺で、そこなら指でも届くんだけど、奥まで入られると満たされてるって
感じる。アイツの一部を俺の中に埋める――この感覚が堪らない。

「んんっ!」

アイツのチンコを想像して身体が震えた。
マジでいいもん持ってるよな……多分、俺がアイツのことアレだからそう感じるんだろうけど。
アレはアレだよ。「あ」で始まって「い」で終わる二文字のやつ。
でもそんなことアイツには言ってやんない。
何にも言わなくたって、アイツはアイツの股間センサーで分かってるんだろ。

それと、アイツ結構Mだし。

素っ気なくされんの楽しんでるよ絶対ェ。たまに、本当にたまーに俺が「好き」とか言ってやると
すっげぇ驚かれて「熱はないか」とまで言われて、結果、そんなに喜ばねェ。
なのに「テメーなんか嫌いだ」っつーと、そうかそうかとニヤニヤしながら肩を抱いてくる。
かなりMだな。

「っ……」

ぎゅっとケツの穴を締めてみたら指が目茶苦茶痛かった。こんな狭い所に入りたがるんだから、
やっぱりアイツはドMだろう。

帰ったらどうやって苛めてやろうか……先ずは土産なんかやらずにメシ奢らせるだろ。それから
どうせアイツはヤりたがるからホテルに行って、もちろん宿代はアイツ持ちで、愛しの銀さんを
見ただけでギンギンになってるアイツのチンコを踏み付けてやろうか。

「ふふっ……」

アイツの苛め方を考えてると前立腺触ってても笑いが止まらねーな。こん中にはまだ入れさせて
やらねーよ。お前、銀さんにチンコ足蹴にされてもイケるだろ?
チンコ踏まれてイッちゃって、汚した足の裏キレイに舐められたら入れさせてやろうか。
あ、でも……

「土方っ……ん、んんーっ!!」

前立腺を弄り続けていた俺は出さずにイッた。

ああダメだ。やっぱり足踏みプレイはまた今度。今は一刻も早く、アイツが欲しい。


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