7月21日記念作品〜銀時攻め編〜
「ハァ、ハァ、ハァ……」
新八が帰宅し、神楽も友達の家に泊まりに行った夜。可愛い恋人は夜勤で飲みに出る金もない俺は
ひとり虚しく自分のチンコを扱いていた。
五日連続の熱帯夜を回避した今夜は、窓から心地の好い風が吹き込んでくる。それを理由に窓を
開けたまま、恥ずかしがる土方くんをこの長イスに押し倒したという設定。
下は全部脱ぎ、甚平の上だけ引っ掛けて足はテーブルの上。メシ食う場所に臭い足を乗せるなと、
新八や神楽にバレたら怒られるな……。悪ィ。足どころか、土方くん乗っけて美味しくいただいた
こともありました。
「ハァッ――」
涼しい風に撫でられて、その瞬間だけ現実に引き戻される。これがまた、イケナイことをしている
気分になってゾクゾクする。俺の脳内で押し倒された土方くんも、夜風に触れるたび口を噤んだ。
敏感な身体の持ち主はすぐに声を抑えられなくなるけれど、絶妙のタイミングで外との繋がりを
思い出し、羞恥心に苛まれる。
それが余計に感度を上げていると、そろそろ気付いているんだろうか。気付いていても止められず
恥ずかしいのに感じちゃう――あ〜、すげぇ興奮する。
ビンビンになった俺のチンコ。同じくビンビンの土方くんのチンコに擦り付けるのを想像しつつ
擦り上げる。感じながらも物足りなそうに身動ぐ土方くんに、見えたまんま「こんなんじゃ
足りない?」って聞いてやれば、真っ赤になって顔を背けた。
「あれは反則だよな……」
想像上の土方くんを抱く想像上の俺に激しく同意。こんなに可愛く臍曲げちゃって、
誘ってるとしか思えない。その誘いに乗って、左の乳首を摘んでやる。
「…………」
ふと思い立ち、右手でチンコは握ったまま左手で自分の乳首を摘んでみた。
いつも土方くんにしているように――
意外といける。
いや、そっちのイクじゃなくて……いやいや土方くんは乳首でもイケるけどね。
身悶える瞼の裏の土方くんに合わせて乳首を弄り、チンコを扱く。もうじき理性とさようなら。
自ら腰を揺らして俺のチンコに自分のチンコを擦り付け、硬くなった乳首を転がされて喘ぎ始める
土方くん。土方くんはこのままでもイッちゃえるけど、どうせならもっと気持ち良くイケばいい。
ずんと奥まで一気に挿入……チンコをきつめに握って根元へひと擦り。
叫ぶように喘いでイク土方くんを思い描き、俺のザーメンは向かいのイスまで飛んだ。
その瞬間、耳の穴を蚊が掠め飛び、俺は現実へと帰ってきてしまう。
染みになる前にイスを拭かなくては。臭いは……窓が開いているから大丈夫だろう。定春だけは
暫くイスに近寄らねェと思うけど。
大人しくなったチンコをプラプラさせて、俺は雑巾を取りに行った。