深夜の万事屋。同居人が寝静まったのを確認し、銀時は下半身を覆う衣類を脱いで布団に潜り込んだ。
暗い布団の中で恋人との交わりを思い起こすと、一物はみるみる硬くそそり勃つ。
銀時は右腕を足の間に回し、一物を素通りして後ろの窄まりに触れた。


「んっ…ハァッ…ハァ、んっ!」


漏れそうになる声を押し殺し、入口の皺を指の腹で撫でる。


(土方ァ…)


心の中で恋人の名を呼べば、股間に向かってドクドクと血液が流れ込み、先走りが滲んでくる。
銀時はそれを指に絡め、ゆっくりと自身の内部に挿入した。


「ハァ、ハァ…んあっ!」


指先が前立腺に触れると、分かっていても身体が跳ねるのを止められない。
竿を伝い落ちる滴をナカへと誘い込みながら、銀時は指を二本に増やして前立腺を押し上げた。


「くぅっ!」


頭に靄がかかるような快感に囚われ、銀時の手は幾度も前立腺を刺激する。


「ハァ、ハァッ…(土方っ)」


一物がドクリと震え、銀時は先端をもう一方の手で覆う。


「くっ…ぁ…んんっ!!」


歯を食いしばって声を抑え、銀時は自身の手の中に欲を放った。



(やっぱり、指なんかじゃ足りねェな…)

汚れた手を枕元のティッシュで拭いながら銀時は、尚も火照る身体を持て余していた。
だからといってもう一度自己処理する気にもなれず、仕方なく寝間着を着て大の字に転がった。

(あー…土方とセックスしてェ…)

決して清い関係を続けているわけではないが、二人は似た者同士ゆえに未だ繋がれないでいた。

(土方のあの立派なモンを早く突っ込んで欲しい…。でも、俺がそう思ってるってことは
土方も同じなんだよな…多分。気が合いすぎるってのも考えものだな…。あ〜…でももう限界…。
こうなったら、我慢して先に突っ込むしかねェ!突っ込んでる最中も突っ込まれたくなると思うけど
とりあえず一回ヤれば、次からは順番でいいもんな…。よしっ!次こそは!)

銀時は決意を新たに次の逢瀬の日を待った。


*  *  *  *  *


一方その頃、真選組屯所では土方が布団の中で同じように後孔に触れていた。


「んっ…ハァッ…ハァ、くっ!」


漏れそうになる声を押し殺し、入口の皺を指の腹で撫でる。


(万事屋…)


恋人のことを思い浮かべただけで、股間に向かってドクドクと血液が流れ込み、先走りが滲んでくる。
土方はそれを指に絡め、ゆっくりと自身の内部に挿入した。


「ハァ、ハァ…んうっ!」


指先が前立腺に触れると、分かっていても身体が跳ねるのを止められない。
竿を伝い落ちる滴をナカへと誘い込みながら、土方は指を二本に増やして前立腺を押し上げた。


「くぅっ!」


頭に靄がかかるような快感に囚われ、土方の手は幾度も前立腺を刺激する。


「ハァ、ハァッ…(万事屋っ)」


一物がドクリと震え、土方は先端をもう一方の手で覆う。


「くっ…ぁ…んんっ!!」


歯を食いしばって声を抑え、土方は自身の手の中に欲を放った。



(くそっ…指なんかじゃ、足りねェ…)

汚れた手を枕元のティッシュで拭いながら土方は、尚も火照る身体を持て余していた。
だからといってもう一度自己処理する気にもなれず、仕方なく下着を履いて目を閉じた。

(こうなったら、もう…)


土方は決意を新たに次の逢瀬の日を待った。



似た者同士の初めての夜



それから一週間ほど後、互いの休みに合わせて会う約束をした二人は、いつものように居酒屋で
腹を満たしてからホテルへやって来た。

「「あのっ…」」

部屋に入ると二人は同時に話を切り出す。いつものように「お前から」「いや、お前から」という
譲り合いを挟み、今日は土方が「じゃあ…」と話を続けた。

「その…今日は、どっちがいいかと思って…」
「あっ、俺もそれ聞こうとしてた。…ちなみに土方はどっちがいいの?」
「………う、上?」
「マジで!?マジで土方、上がいいの!?」
「あ、いや…お前が上がいいっつーなら、それで…」
「えっ、でも土方、上がいいんでしょ?」
「上がいいっつーか…その…は、早くお前が欲しくて…。だが、最近は互いに下を希望してるから…」
「もしかして…先にヤれば次はヤってもらえると思って?」
「あ、ああ…」

本当に何処までも似ているなと、銀時は感心していた。

「実は俺も同じこと考えて、先にヤろうとしてた。」
「えっ!じゃあ、お前が先に…」
「でも土方がヤる気になってるなら、先にヤって欲しいなぁ…」
「ヤる気ってわけじゃ…」
「だよねー…。あー、今日もまたシックスナイン?」
「………」
「そんな不満げな顔で見ないでよ…。俺だってさァ、もういい加減指と舌だけじゃ満足できないんだよ?
早く土方のバズーカを奥まで突っ込んで欲しくて…」
「おいっ…」

銀時は土方の着流しの裾を割り、下着の上から股間を撫でる。
土方は銀時の手首を掴んでそれを制止しようとしたが、銀時は構わず手を動かしていく。

「待っ…」
「分かってるって…。土方も銀さんのバズーカが欲しいって言いたいんだろ?」
「そ、う…だから、順番を決めっ…ちょっ…もう、触んなっ!」
「順番つったって、俺らじゃんけんでも決めらんねェし…もう、先に完勃ちした方が攻めでよくね?」
「それだと、俺が不利じゃねーかっ…」
「じゃあどうやって決める?いい案がなければ俺の案ってことで…」
「ズリぃ!―っ!…と、とりあえず、手を止めろ!」
「はいはい…」

銀時は渋々手を離し、土方は着衣の乱れを整えた。

「…で、どうすんの?銀さん、お前のバズーカ握っちゃったから、それ突っ込まれないと満足しねーよ?」
「テメーで勝手に触っておいて、勝手なこと言うなっ!俺だって、お前のが…」
「だからァ…それには順番決める方法考えてって言ってんの。」
「………コインで…」
「裏表当て?…どうせ俺達、同じ方に賭けると思わねぇ?」
「た、確かに……そうだ!表が出たらお前で、裏が俺とかにすれば…」
「あっ…そうか。その手があったな。…よしっ、それでいこうぜ。」

土方は懐から財布を取り出し、その中の硬貨を一枚銀時に手渡した。

「俺が投げんの?まあ、いいや…。じゃあ、表が出たら俺が先に攻めで、裏が出たら土方ってことでいい?」
「ああ。」
「じゃあいくよ〜…」

銀時は硬貨に回転を付けて上に放り投げ、左手の甲と右の掌で挟んで受け止めた。
二人の視線が銀時の手元に注がれる。銀時はゆっくりと右手を開けた。

結果は、表。

「俺が先か…」
「そうだな…」
「では早速…」
「んっ…」

銀時は土方をベッドへ寝かせ、唇を合わせながら下着を脱がせていく。

「お〜…もう八割方勃ってんじゃん…。このまま俺が乗っかっちゃえばよくね?」
「てめっ…往生際が悪ィぞ。決まった通りにしやがれ。」
「それは分かってるけどさァ…」
「つっ…」

土方のモノに、下から上へ向かって銀時の舌がゆっくりと這う。

「こんないいモン、間近で見ちゃうと、ね…」
「次、ヤるから…」
「うん。」
「あっ!」


銀時は指を二本、纏めて土方の内部へ捻じ込んだ。


「はっ…あっ…」
「…結構解れてない?最近、コッチ使って一人でシてた?」
「るせっ…」


土方は耳まで赤く染めて顔を背けた。


「そんなに恥ずかしがらなくたっていーじゃない。…俺もシてたし。」
「ああっ!」


銀時はナカの指を動かして土方の快楽点を刺激する。


「ここ、気持ちイイもんねー。」
「あっ…あぁっ!」
「………」
「あっ、あっ…、つっ…あんま、見んなっ…」


急に黙り込んだ銀時がこちらをじっと見詰めているのに気付き、土方は両腕を目の前で交差させて顔を隠す。


「顔、見せてよー…」
「やめっ…ああっ!」


銀時は片手で土方の手首を纏めて枕に押し付けた。すると自然に顔と顔が近付く。
その状態でナカの指を動かし、銀時は土方の感じる様を堪能する。


「やっ、あっ…ああっ!」
「シックスナインが多かったからさァ…土方が感じてる顔って、じっくり見たことなかったよね…」
「だか、ら…見んなって…ああっ!」
「すげェそそる顔してんだな…。もっとイジメてやりてぇ…」
「はぁ?…うあっ!」


不穏な台詞が聞こえたと思った瞬間、内部から銀時の指が引き抜かれ、入口に熱いモノが宛がわれた。


「ああぁっ!!」
「お〜…」


一気に最奥まで貫かれ、土方はその衝撃に耐え切れずに精を吐き出した。


「入れただけでイッた…。そんなにヨかった?」
「ハァ…えっ?うあっ!や、やめっ…待っ…ひあぁっ!!」


土方に息を整える暇も与えず、銀時は腰を動かし始めた。
達したばかりの敏感な身体に強い快感が齎される。


「うああっ!」
「くっ…す、げぇ…締まるっ…」


張り出した部分で前立腺を擦るように突くと、土方のナカがキュウキュウと締まった。


「ひうぁっ…や、めろっ!」
「土方も感じてんじゃん…。またおツユ漏れてきたよ〜…」
「やめっ!!」


銀時は土方のモノを握り、腰の動きに合わせて激しく扱いた。


「やあぁっ!!」
「あっ…やべぇっ…」


土方が更に感じたことでナカが蠢き、銀時のモノにも強い快感を与えてくる。


「もう、イキそっ…」
「やああぁっ!!」


銀時が激しく腰を打ち付けると、土方は再び白濁液を飛び散らせた。


「くぅっ!!」


そして間もなく、銀時も土方のナカに精を放った。


*  *  *  *  *


「ハァッ、ハァッ…てめっ、ヤりすぎだ!」
「アハハ〜…ごめんごめん。」

ベッドの上で四肢を投げ出して忙しなく呼吸する土方の身体を、銀時がタオルで拭いて
簡単に後処理をしている。口では謝っているものの、銀時の表情からは悪びれた様子が伺えない。

「いや〜、意外だった…。いや、まあ、何となくそうじゃないかなぁとは思ってたんだけどね…」
「日本語話しやがれ…。あと、水…」
「はいはい…」

銀時はベッドから下りて、備え付けの冷蔵庫から水の入ったペットボトルを取り出した。

「飲める?何なら口移しで…」
「これ以上いいようにされて堪るかっ。」

土方はゆっくりと起き上がり、銀時からペットボトルを受け取るとボトルから直に水を飲む。

「あっ、俺にもちょーだい。」
「んっ。」
「どーも…」

キャップを外したままのボトルを受け取り、銀時もそれに口を付けて水を飲む。

「…さっきの話だけどね、土方ってさァ…イジメ甲斐があるよねー。」
「あぁ!?」
「最初の方、土方のチ○コに欲情してたのによー…途中から、啼かせるのが楽しくて仕方なかったもん。」
「このドS野郎…。じゃあ、今日はもう終わりでいいな…」
「それとこれとは別問題。…あっ、土方が疲れたんなら騎乗位でもいいよ。むしろそっちの方が…」
「あ?俺があれくらいで参ると思うなよ、テメー…」
「うおっ!」

土方は銀時の腕を引き、ベッドに押し倒した。

(11.01.21)


前半の一人エッチシーン、ほぼ同じことの繰り返しですみません^^; 続きからは土方さんのターンになります。なるべく早く続きをアップしますので、それまでお待ちください。

追記:続き書きました。後編も18禁ですが直接飛びます。