ここから先、15歳未満の方は閲覧禁止です。

その他No.49「病院ではお静かに」の続きです。
※前作は挿入なしの銀土銀ですが、よろしければお読みになってからお進み下さい。
※何となくリバっぽいので、苦手な方は読まなくても大丈夫なように簡単なあらすじを載せておきます。
<あらすじ>
ある日、捕り物中の土方さんを見かけた銀さんは、後ろから迫りくる敵から土方さんを救おうと無我夢中で蹴り飛ばしてしまい
土方さんはバランスを崩して自分の刀が腹に刺さり、蹴られた衝撃で肋骨が折れました。
土方さんは入院し、銀さんは看病していたのですが、個室に二人きりという状況で気分が高まった二人は
病室で互いのモノを咥え合いました。病室の外に沖田と山崎がいるとも気付かず…


それでは、15歳以上の方はスクロールしてお進みください。

 

 

 

 

 

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退院してもお静かに


土方から退院の知らせを受け、銀時は屯所に駆け付けた。すると土方は自室で文机に向かっていた。

「土方っ!」
「銀時…」
「退院おめでとう。もう大丈夫なの?」
「まだ完治とまではいかねェが日常生活に支障はねェ。内勤なら仕事もこなせる」
「良かった…」
「これはこれは鬼の副長を病院送りにした旦那、ようこそいらっしゃいました」
「沖田くん…」

皮肉たっぷりに沖田が書類を持って副長室へ入って来た。

「総悟!そんな言い方はないだろ?あれは俺の不注意で…」
「まあ、アンタが鈍くさいのは前からなんでいいんですが、そのせいで俺の仕事が増えちゃかないやせんぜ」
「お前はいつもサボってるからちょうどいいだろ。ほら、書類見てやるからよこせ」
「へいへい…」

沖田は土方に持ってきた書類を手渡す。土方はそれにサッと目を通すと再び沖田に戻した。

「このままで大丈夫だ。…やればできるじゃねーか」
「じゃあ今日から俺が副長でいいですねィ?」
「アホ。それとこれとは別だ」
「チッ…一生入院してりゃ良かったのに
「あ?何か言ったか?」
一生入院してりゃ良かったのに土方コノヤロー
「総悟コノヤロー、マジで繰り返してんじゃねーよ!」
「土方さんこそ一回目に聞こえてたんなら聞き返さないで下せェ。全く意地の悪いお人だ…」
「テメーほどじゃねェよ。…さっさと書類片付けて来い」
「へーい…。それじゃあ旦那、今度そいつやる時は再起不能なくらいで頼みまさァ」
「さっさと行け!」

土方に怒鳴られて沖田は副長室を後にした。その表情はどことなく柔らかで、沖田も土方の退院を喜んでいるのだと
銀時は思った。その直後、沖田と入れ違いに近藤が凄い形相で副長室へ駆け込んで来た。

「ト〜シぃぃぃ!もう寝なきゃダメじゃないか!!」
「近藤さん…。医者にも事務仕事くらいなら大丈夫だって言われてんだから…」
「それでもダメだ!トシの仕事は普通の事務仕事より過酷なんだから!」
「何だよそれ…」
「もう二時間も仕事してる!そろそろ寝なさい!…ほら、布団敷いてやるから」
「あっ、布団なら俺が敷くよ」

急に会話に加わった銀時は、勝手知ったる様子で押し入れから布団を下ろし始めた。

「銀時!」
「万事屋…トシのこと、お願いできるか?」
「任せとけ。元はと言えば俺が悪いんだし、責任もって土方を布団に寝かせるから!」
「そうか。じゃあ、頼んだぞ」
「おう」
「じゃあトシ、ちゃんと休むんだぞ。この書類は俺が代わりにやっておくからなっ」
「ちょっ…」

近藤は土方の机の上の書類を抱えて部屋から出ていった。土方は近藤の出ていった襖を見詰めて溜息を吐いた。


「土方ァ、布団敷けたよ〜。…あっ、抱っこして連れてってあげようか?」
「いい。足は怪我してねェからな…」
「この機会に全身休めとけよ。ていうか、俺は土方くんをお姫様抱っこしたいです!」
「下らねェこと言ってんじゃねェ!」

差し伸べられた銀時の手を振り払い土方は布団に向かったが、その手前で立ち止まる。

「どうした?カラダ辛い?今からでも抱っこする?」
「…何で枕が二つあんだよ」
「俺がよく遊びに来るから土方の部屋の押し入れには布団が二組入ってるんだよ。知らなかった?」
「そうじゃねェ!何で今、枕だけ二つ出したのかって聞いてんだよ!」
「俺が添い寝するからに決まってるじゃん〜。さぁ、早く布団に入って〜」
「………」
「あ!」

土方は無言で枕を一つ蹴り飛ばして一人で布団に潜り込んだ。銀時は枕を拾い、再び土方の隣に枕を置く。

「テメーは来るな」
「本当に添い寝するだけだから、ねっ?傍に居させて?」
「………」
「じゃあ俺、布団に入らなくていいから…この部屋に居るだけで…」
「…テメーがいると、休めねェ」
「何で?」
「……何でもだっ」

土方は頭の上まで布団を被ってしまった。

「土方くーん…そんなんじゃ分からないよ〜」
「るせっ!とにかく、俺は寝るからテメーは帰れっ」
「分からないって言ってるでしょ〜…えいっ!」
「あっ!」

銀時が横から掛け布団を剥いで土方の手首を枕の横に押しつけると、土方は顔を背けて銀時と目を合わせまいとした。
その顔は薄っすらと赤く染まっていた。

「あれれ〜…土方くん、随分エッチぃ顔してるね〜」
「…ンな顔、してねぇ」
「してるって自覚あるから俺と目ェ合わせられないんでしょ?」
「そんなんじゃ、ねぇ…」
「入院中、結局一回も本番できなかったもんね〜」
「当たり前だ…」
「まあ、土方くん怪我してるし、無理はさせられないもんね」
「そもそも病院でそんなことは…」
「そうだね。…でももう退院したから大丈夫?」
「でも…まだ昼間だし、ここは屯所だし…」
「土方が休んでるってのは皆分かってるんだし、滅多なことじゃ人は来ないんじゃない?」
「でも…」
「ていうかさァ…」
「あっ!」

銀時は土方の股間に手を伸ばす。

「ここ、こんなに腫らしちゃって…これじゃあホテル行くのも無理だろ?この状態で表は歩けないよなー」
「っ…」
「土方…どうしたい?」
「……シたい
「りょーかい」

銀時は土方の帯を解き、下着を脱がせた。


(10.09.18)


「病院ではお静かに」の感想で「土方さんが退院直前に、今度は激しいアハンもいいな」というコメントをいただき、それいい!と思って書くことにしました。

コメント下さったのは銀土派の方だったので続きは銀土になりました。そんなに激しくないかもしれませんが、続きはアハンなことになってるので18禁です。