(1)
二人:拍手、ありがとうございまーす!
銀:えー…今回はいつもと少し趣向を変えて、お題に挑戦したいと思いまーす!
土:お題?遂にネタが尽きたのか。「ネタがないから…」っつーネタも尽きたんだな。
銀:違ェよ!いや、ネタがねェのは本当だけど、来月に向けて色々準備中みたいよ。
土:来月って七月か?俺達の誕生日でもねェし、季節のイベントも特には…
銀:チッチッチ…世間一般の七月じゃなくて、このサイトならではの七月があんだろ?
土:このサイトならではって……あぁ!もしかしてアレか?そうか、七月だったな…
銀:分かったか?だから、今月はちょっと手抜きでも大目に見てもらおうぜ。
土:いや、手抜きはダメだろ。真面目にやんねェと無事に来月を迎えられるかどうか…
銀:手抜きって言い方は悪かった。銀さん反省。…お題サイト様の力を借りよう!
土:それならまあいいか…。で、挑戦するのはどういうお題なんだ?
銀:「恋する5のお題2」だ!
土:2ってことは…前に1にも挑戦してたのか?
銀:いや…1が女性視点で2が男性視点のお題だったから、2だけに挑戦するらしいよ。
土:そういうことか…。ん?そういやあ、「5のお題」って言わなかったか?
銀:そうだけど?
土:つーことは、お題は5つしかねェんだよな?
銀:そうに決まってんだろ。
土:…拍手は10回までだったよな?
銀:あー、そうね。後半は繰り返し…かもね。
土:ったく…結局手抜きじゃねェか!
銀:それくらいは勘弁してもらえるよ、きっと。
土:まあ、最初の1回は俺達の会話だから、完全な繰り返しってわけでもなさそうだしな。
銀:そうそう。では、次からお題に挑戦でーす!
土:ちなみに来月のアレについては、トップページの右下にヒントがあるぞ。
銀:分からなくても全然問題ないけどね。
土:まあな。
(2)
<12代目拍手目次>
初めに・・・・・1
恋する5のお題2 配布元:Abandon
一、清い関係ゆえの弊害。・・・3
二、男としての根性。・・・4
(小休止)・・・・・5
三、動くなら自分から。・・・6
四、はじめの一歩・・・7
(小休止)・・・・・8
五、笑って貰う為の戦い。・・・9
終わりに・・・・・10
5回目と8回目の小休止は管理人による、解説のような後書きのような穴埋めのようなそんな感じです(笑)
先程二人が言っていたような繰り返しはありません。
それでは、次から本当に始まります。デキてない二人の超短文5つになります。どうぞ!
(3)
恋する5のお題2
配布元:Abandon
清い関係ゆえの弊害※銀時視点
アイツは瞳孔ガン開きで、ニコ中でマヨラーで…でも、好き。
悔しいけれどそれだけは揺るがない。こんな感情、気付きたくなかった。
心の中でどんなにアイツを罵倒してみても、実際に会うと心臓バクバクで体温急上昇。
全身で「目の前のヤツが好きなんだぞ」って教えてくれる。…余計なお世話だ。
せめてもの抵抗に、ヤツとケンカしてみたら心臓がズキズキ痛んだ。…くそっ、何なんだよ!
俺は別にコイツと仲良くいちゃいちゃラブラブなんて望んでねェんだよ!
こーしてケンカしてんのが、俺達には合ってんだよ!
…そりゃあね、たまには、たま〜にだったら、一緒に酒飲むとかもいいかなァなんて思ってるけど…
それはアレだよ?知り合いとして当然のことであって、別に深い意味はないから。
誰だって愚痴を肴に飲みたい日はあんだろ?ウチは未成年しかいないから、コイツでもいいかと思ってるだけで…
本当にそれだけだから!それ以上とかいらないから!
ていうか、それ以上って何だよ!そんなんナイから!永遠に清い関係だから!
だから「とりあえずヤったら何か変わるかも」とか恐ろしいこと考えるんじゃねェよ、俺ェェェ!
違うからね?このままの関係でいいと思ってるからね!!…あ?何だよ?ツンデレですね?
はぁ!?誰がツンデレだァァァ!!ふざけんじゃねェェェ!!
(4)
恋する5のお題2
配布元:Abandon
男としての根性※土方視点
アイツに惚れてると気付いた時には死にたくなった。
死んだ魚のような目で、いつもテキトーなフリして、本当のところ何考えてるか分からねェアイツ。
男に惚れたという以前に、相手がアイツだったというのがショックで仕方がなかった。
アイツの世話になったことがあるのは確かだ。不本意だがそれは認めてやる。
だからといって惚れなくてもいいだろ?
アイツにもそれなりにいい所があるのは分かってる。甚だ不本意ではあるがそれも認めてやる。
だが、それと惚れるってこととは別問題だろ?
巡回中に目障りな銀髪が見えたので無視をしていたらアイツから話し掛けてきた。
くそっ…話し掛けんじゃねェよ。どうせケンカになるのは分かってんだ。…ほらな。
そんで俺は何でケンカしてんのに喜んでるんだよ!別にアイツと話せたからって嬉しくも何ともねェぞ!
落ち着け!落ち着くんだ、俺ェェェ!このままだと後戻りできなくなるぞ!踏み止まるんだ!
アイツと会えても嬉しくない。アイツと話せても嬉しくない!アイツに触れても嬉しくない!!
根性だ!ここは根性で乗り切るんだ!!…あ?何だよ?ツンデレですね?
はぁ!?誰がツンデレだァァァ!!ふざけんじゃねェェェ!!
(5)
えー、ここで小休止です。
お読みになってお分かりいただけたでしょうが、テーマは「ツンデレ×ツンデレ」です^^
相手を好きだということは(渋々)認めているにも関わらず
「仲良くなんてなりたくないんだからっ」とか言っちゃう状態です。
それから、文章の最後の方で其々に「ツンデレですね」と言ったのは読者(皆様)ということで
お願いします。表現が分かりにくかったらすみません。
それでは続きをどうぞ。
ここからは前の二つから暫く経った後という設定です。
(6)
恋する5のお題2
配布元:Abandon
動くなら自分から※土方視点
昨日、アイツに飲みに誘われたが仕事なので断わった。…いや、本当に仕事だったんだ!
仕事じゃなけりゃ、アイツと飲みに行くくらい構わねェよ。そのことに深い意味はねェ。
見ず知らずの野郎ってわけじゃねェんだ、飲みに行くくらい普通だろうが。
アイツだって偶々飲みたい気分の時に俺と会ったから誘ったんだろ。…もしくは財布代わりか。
よしっ。今度会ったら俺から誘ってやろう。
前にも言ったがアイツには世話になった。だからまあ、そん時のお礼的な感じだ。
いつがいいか…。アイツは常に暇そうだから俺の非番前夜とかで大丈夫か?…ん?前夜?
なんで俺、休みの前の晩にアイツと飲もうとしてんだ?非番当日でも早番の日の夜でもいいじゃねェか。
何となく、アイツと飲むなら次の日もゆっくりできる時がいい気がしたんだよなァ…
って、次の日って何だよ!違うぞ!俺はただアイツを飲みに誘おうとしてるだけで、それ以上は何も…
って、それ以上って何だよ!だから、ただ飲むだけなんだって!違う!絶対に違う!
「酔った勢いってことにして…」とか恐ろしいこと考えてんじゃねェよ、俺ェェェ!!
どうする?もう飲みに誘うのをやめにするか?…いやでも、そのうちまたアイツから誘われるかもしれん。
それだったらコッチから誘った方がいい。昨日断わったから、その埋め合わせの意味で誘うだけだ。
もちろん飲みに行くだけだ。単に酒を飲むだけだ!飲み終わったら即座に帰るんだからなっ!!
(7)
恋する5のお題2
配布元:Abandon
はじめの一歩※銀時視点
昨日、アイツを飲みに誘ったら仕事だからと断わられた。…まあ、俺と違ってアイツは忙しいからな。
ていうか、俺が誘っても意外と普通だったのに驚いた。
「何でテメーと飲みに行かなきゃなんねェんだよ」とか何とか言われると思ってたから。
それなのに何でアイツを誘ってみたかというと…自分でもよく分かんねェ。ただ、何となくだ。
きっとアレだ。久々に懐が温かいから大手を振って飲みに行けるな〜と思って
でも、一人で飲むのも侘しいかな〜とか思って、そんな時にアイツと会ったからだ。それだけ。
その前に長谷川さんに会った気もするけど…長谷川さんは金持ってなさそうだったから誘わなかったんだな。
まあ、結局アイツに断わられたから一人で飲みに行ったんだけどね。
結果的に、一人で飲む方が気楽で良かった。おかげでついつい飲み過ぎちまったぜ。
…アイツに断わられたのがショックで、とかじゃないからね?
何にでもマヨネーズぶっかけるマヨテロリストと一緒じゃなくて良かった〜とか思いながら
焼酎のいちご牛乳割を飲んでただけだからね?あー、本当にアイツと一緒じゃなくて楽しかった!
そんなことを思っていたらアイツに飲みに誘われた。
…ンだよ。あの日のヤケ…じゃねェ楽しい一人酒のせいで金なんかねェよ!
金がねェと言ったらアイツは奢ってくれると言った。トッシーの時のことをまだ気にしているらしい。
まっ、奢りなら行ってやるか。…別に、アイツと飲みに行くのなんか楽しみじゃないんだからなっ!!
(8)
お待たせしました、小休止です(笑)!
銀さんから近付いてみたら断わられて、ちょっとショックを受けてたら
土方さんも残念に思ってたから誘ってくれて…みたいな感じです。
それから、ふとしたことでソッチ方面のことを考えてしまう二人は
まだまだ若いな、と思います^^
それでは次がラストです!
最後は二人の視点ですが、それぞれ別々に心の中で考えてるだけです。
青が土方さん、赤が銀さんの心の声になります。
お互いに相手の考えていることは分かっていないと思ってお読み下さい。
(9)
恋する5のお題2
配布元:Abandon
笑って貰う為の戦い※青=土方視点、赤=銀時視点、互いに心の中で思っているだけです。
色々悩んだ挙句、結局アイツと飲みに行くのは早番の日の夜にした。ちなみに翌日は昼から仕事だ。
いやだから…翌日の仕事が昼からだって、俺は朝までアイツと過ごすつもりなんかこれっぽっちもねェよ。
飲んだらすぐに屯所へ戻るつもりだ。つもりというか、絶対に戻る!
アイツと飲みに行く日まで、何となく落ち着かなかった。
昨日買ったばかりのジャンプは何度読んでも内容が頭に入らなかった。
これじゃあ、まるで初デート前の思春期のガキみたいじゃねーか。…違う違う!デートじゃねェし!
当日。約束の時間より少し早く居酒屋に着いた。…偶々仕事が早く終わっただけだ。
一刻も早くアイツに会いたいとかそういうんじゃねェ。だいたい、アイツのことだから遅刻して来んだろ。
そう思っていたら既にアイツは店の中にいた。…別に、嬉しくなんかねェよ。
当日。約束の時間より少し早く居酒屋に着いた。…偶々何の予定もなかったから来ただけだ。
一刻も早くアイツに会いたいとかそういうんじゃねェ。だいたい、アイツは忙しいから遅刻するかもしんねェし。
そう思っていたら、アイツもすぐに現れた。…別に、嬉しくなんかねェよ。
カウンターに並び、何を飲むか聞いたらアイツはいちご牛乳割だと言った。…そんなモンあるのか?
ていうか、あっても俺は飲めねェよ。まずはビールだろ。そう言って俺がビールを注文するとアイツは少し笑った。
いつもの人を小馬鹿にする感じじゃなくて、なんか、楽しそうだった。
アイツが「何飲む?」って聞くからいちご牛乳割って言ったのに、ビールを注文された。
どうやら最初の一杯は同じものを飲みたかったらしい。…俺に合わせようとしたのか。バカだな。
アイツの注いだビールは結構うまかった。アイツも、なんか、楽しそうに飲んでた。
楽しそうなアイツの顔、もっと見てェと思った。また、飲みに誘ってみようか…
楽しそうなアイツの顔、もっと見てェと思った。今度は俺から誘ってみようか…
(10)
というわけで、最後にちょっとだけデレた(?)二人でした^^
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
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(10.07.01)
2010年6月の拍手お礼文でした。ツンデレな二人を書くのがとても楽しかったです^^
初めの方で言ってる「来月(7月)のアレ」とはサイト開設一周年のことです。
追記:ツンデレ×ツンデレの続き、15代目拍手お礼文の最後で書きました。
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