おまけ〜庭園散策中の二人〜


「そーいやぁ、俺の疑いは晴れたわけ?」
「あ?あー…………さあ?」
「さあってこたァねぇだろ」
「使えない部下が余計なことしか見てなかったんでな……」
「つーかさァ……俺の無実はオメーが一番よく分かってんだろ?」
「……俺が個人的に知ったことを上にどう報告しろってんだよ」
「一発キメて呆けてる時に問い質しました、みたいな?」
「おー……そりゃすげェ報告書になるな」
「だろ?お前がどうやって『白夜叉』を骨抜きにしたのか詳細に書いてやったら、
皆のお前を見る目が変わるぜ」
「ハッ……そうだな。警察に置いとくにゃ勿体ねェと、色んな方面から声がかかったりしてな」
「そうそう。『大物攘夷志士をオトした手練手管をウチの店で活かしてみませんか』的な」
「あー……そうなったらどうすっかなぁ……」
「…………」

「……何だよ」
「別に……」
「冗談に決まってんじゃねーか」
「分かってるしィ……」
「その割にぶすったれた顔してんぞ?」
「元々こんな顔だしィ……」
「ったく……テメーで言い出しといて、面倒くせぇヤツ」
「……そんなら、新しい相手でも探したら?」
「その方が面倒くせぇよ」

「あのさ……」
「何だ?」
「俺に飽きたら、遠慮なく言ってね」
「……俺が飽きるまでは、一緒にいてくれんのか?」
「うん。飽きたらすぐいなくなるから……」
「じゃあ、いっちょ死ぬまで頼むわ」
「え……」
「ンだよ。俺が飽きるまではいいんだろ?」
「そうだけど……」
「じゃあよろしくな」
「……ありがと」
「おう」


〜了〜

(12.04.05)


肉体的(戦闘面)では銀さんの方が強いけど、精神的には土方さんの方が強いというのに萌えます。

まあ、そうじゃなくても萌えるんですけど(笑)基本、対等な関係がいいので、どっちかが強ければ別の面でもう一方が強いといいなと*^^*

この後はホテルでしっぽりだと思います。そして帰ったら祝言の準備が整っていたりして*^^*

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

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